『ユサブル』の作品一覧
-
よしだ☆かおる
- 主人公・堀田有紀は、周坊(すぼう)家の豪壮な館に1年間、メイドとして住み込みで勤めることになった。実は最愛の妹・明日美がここで働いた形跡を最後に消息を絶ち、その行方を捜すべく潜り込んだのだった。働き始めた有紀はまず、ミステリアスな雰囲気の館に負けず劣らず個性的な家人の面々の存在感に圧倒された。7代目の当主だとい...
-
水城瞳
- 中学生の娘・真弓と、まだ幼い息子・タカシがいる主婦・理沙には、人には言えない大きな秘密があった。15歳の頃、若気の至りでボーイフレンドと関係し妊娠してしまったのだ。当時、すぐに堕ろそうとしたのだが、10才年上の姉・明美の頼みで産むことになった。実は姉は医者から妊娠が困難な体だと言われており、理沙が産んだ子を自分...
-
時田かける
- 最恐のヒロインとして日本のホラー界に君臨する”貞子”には実在するモデルがいた――!! 明治41年、熊本県に河内嘉兼(かわちよしかね)と千鶴子(ちづこ)という互いに深く愛し合う幸せな若い夫婦がいた。しかし、夫・嘉兼が外地へ転勤になったことを契機に、二人の、いや千鶴子の運命はあまりにも大きく変貌していった。当時、世...
-
桐野さおり
- 冴えないOL生活5年目を迎えていた須田美津子だったが、上司の東山豊彦からいきなりプロポーズされ、とんとん拍子に結婚・嫁入り、義父母との同居生活が始まった。もともと料理や洗濯が得意だった美津子は姑からすべての家事を丸投げされ、否応もなく強制的に”おさんどん生活”が始まるのだった。そんなある日、8年前に駆け落ちして...
-
横嶋やよい
- 中学の同窓会に出席した真由利は、皆から相変わらずキレイだと言われご満悦だった。付き合ってる彼氏は有名IT企業に勤める年下イケメンだし、まさに女として無双状態。しかし、彼女には密かに昔、クラスメートの根本粧子をいじめ倒し、首吊り自殺に追いやったという残酷な過去があった。ただし罪の意識などまったく感じてはおらず、余...
-
横嶋やよい
- 真佐子は昔職場でいじめにあい、それ以来ひねくれた性格となった挙句、ブクブクと醜く太り汚部屋に引きこもって暮らしていた。その様子を見かねた母親がある日お見合いの話を持ってくるのだが、なんとその相手は学生時代の昔に憧れの存在だった増田広明先輩だった。がぜん女としてのモチベーションが上がった真佐子は、お見合い当日まで...
-
横嶋やよい
- 夏休みに田舎に遊びに帰った夏美は、祖母に激しく泣きついた。学校で、肌がボコボコだから『夏みかん』という嬉しくないあだ名をつけられるほどニキビに悩み苦しんでいたのだ。かわいそうに思った祖母は、納屋からとあるものを持ち出してくる。なんでも古くから家に代々伝わるオデキを治すための秘薬だという。藁にもすがる思いでそれを...
-
横嶋やよい
- 医者だった父の死後、ヒロトは十数年以上、自分を溺愛する母と二人暮らしの生活を送っている。毎日毎日、せっせと手作りの料理とお菓子をふるまわれるせいで、ヒロトはまだ二十代だというのにすっかり小太り体形となり、正直母のことを息苦しく感じることもあったが、あらがうことも叶わず、日々ズブズブと埋没していた。ところがそんな...
-
鹿野景子/唐沢俊一
- 女子医大で麻酔学の教授を務める葉山は極悪非道の男だった。教え子の女子大生たちの肉体を、時には得意の麻酔を用いて半酔半覚状態で犯して慰みものにし、金まで巻き上げるという言語道断ぶりで、その毒牙にかかった人数は計り知れない。そんなある日、葉山のもとをピチピチの一回生美人女子大生の佐藤夏美が訪ねてくる。葉山の著書に感...
-
鹿野景子/唐沢俊一
- 生物学者の岩下には、小学校からのつきあいである藤枝芳彦という友人がいた。時たま一緒に飲むのだが、どうやら藤枝は今、風待ゆかりというバーの女に夢中らしい。彼女のすばらしく具合のいい名器と、あと特にその粘つくように濃厚な愛液がたまらないのだという。しかし一方で藤枝は、傾きかけた自らが経営する会社を助けてくれそうな財...
-
鹿野景子/唐沢俊一
- 男女6人、3組のカップルがいた。彼らは性のマンネリを解消するためにスワッピングに興じていたのだが、だんだんそれすらも刺激を感じなくなってくる。そこでメンバーの一人である葛木教授が提案してきたのは、とある幻覚剤を用いてのプレイだった。それはアマゾンに棲む原住民の間に伝わるものらしいのだが、これを吸引することによっ...
-
鹿野景子/唐沢俊一
- 資産家夫人である浦辺千景(ちかげ)は若い愛人のケンジにそそのかされ、夫を崖から川に突き落として殺してしまう。その遺体の体内からは内部を食い荒らして丸々と太ったウナギが…! 恋人の静子と共謀して千景の資産を自分たちのものにしようと目論むケンジは、早い時期での再婚を迫るのだが、罪の意識から千景はグロテスクなウナギの...
-
鹿野景子/唐沢俊一
- 藻の研究者である鳴滝多美子は「緑泥藻(ミドロモ)」という、肌美容にすばらしい効果を発揮する特殊な藻の繁殖に成功し、恋人の疋田(ひきた)数也が院長として経営する美容サロンの成功に大いに貢献していた。しかし、彼女にはわかっていた。数也は私が緑泥藻繁殖の秘密を握っているから大事にしてくれているだけ。それは決して愛なん...
-
鹿野景子/唐沢俊一
- 売れっ子女優の数崎麗子は、若手ナンバーワン脚本家の国近徹と交際しており、遠からず結婚をと考えていた。ところが、徹の突然の心変わりに驚愕する。「オレ、新進女優の高堂良江と結婚しようと思うんだ。彼女のアソコの具合はとにかく素晴らしいんだ。ミミズ千匹と巾着が一緒になった…しかも、福マンなんだぜ」なんとか徹の心を取り返...
-
鹿野景子/唐沢俊一
- 恋敵の女性器を自分に移植手術した女優を待ち受ける未曽有の恐怖とは? 美容効果絶大な泥に秘められた世にも恐ろしい真実とは? アマゾンの幻覚剤を用いてスワッピングパーティーに興じる6人の男女を見舞う衝撃の運命とは?…他、欲望と愛憎のるつぼで、時に妖しく、時に美しく、そして時に残酷に花開く未体験のショッキング・セクシ...
-
なせもえみ
- 小3の息子・順也がいる専業主婦の美希は、高学年になる前にささっと済ましとけ…くらいの軽い気持ちでPTAの役に就くことにする。そして選んだのは一番ラクそうな文化委員…経験した人に聞くと、自分たちから言い出しさえしなければほとんど大した仕事はないとのこと。そして初めての分科会に出席すると、美希と同じマンションに越し...
-
なせもえみ
- 「オレと結婚してくれないか」つきあって3年、恋人の聡太からついにプロポーズされたゆりかは、幸せの絶頂を感じるとともに、一世一代の晴れ舞台である結婚式に向けて、シンプルでスマートな自分なりの理想像を思い描いていた。ところが、黙ってないのは両家の母親たちだった。それぞれが好き勝手なことを言いつのり、ゆりかの思いとは...
-
宮城朗子
- 泉ちひろ(29歳)は、脱サラして昔からの夢だったパン屋を営む夫・伸生を手伝い、実母・ひとり息子の優太とともに、忙しいながらも幸せな日々を送っていた。ところがそんなある日、伸生が踏切での交通事故に巻き込まれ、瀕死の重傷を負ってしまう。幸い意識が戻り植物状態の危機は免れ、なんとか退院までこぎつけたものの、伸生の様子...
-
宮城朗子
- 水島和佳子は酒乱の暴力夫との7年間の結婚生活に別れを告げ、7歳の一人息子・剛志を連れて離婚、シングルマザーとなった。スーパーのパート勤めは時給も安くギリギリの生活ではあったが、心やさしい剛志の支えもあって前向きに頑張る日々だった。ところが、日が経つにつれて息子の中に別れた夫と似た部分が見え隠れするようになってく...
-
水城瞳
- 有希子は老舗和菓子屋・美園屋の嫁として、家事の他にも大事な小豆あん作りを任せられ、忙しい日々を送っていた。そんなある日、母親に死なれあちこちたらい回しにされた可哀そうな親類の子だといって、姑が和人という少年を引き取ってくる。有希子の娘・早紀と同じ11歳だという和人は頭がよく性格もいい…でもなぜか有希子はしっくり...
-
神崎順子
- 昭和27年(1952年)、東京都。荒川放水路で発見された首・手足を切断された成人男子の胴体…それは後に流れ着いた手部分の指紋から、行方不明中の警察官・佐藤巡査のものであることが判明した。そして警察の威信をかけた捜査の末に辿り着いた犯人は彼の内縁の妻・大野美佐子(26歳)だった。大阪から赴任してきてまだ間もない彼...
-
神崎順子
- 勤めていた銀行で客の預金を横領し、男に貢いだ額なんと8億9千万円! 優秀な行員として周囲から評価され信頼もあつかった女性が、この世にも愚かな犯行に走ってしまった驚愕の顛末とは一体…!? 1930年(昭和5年)、村岡京子は三人姉妹の末っ子として大阪に生まれた。父親は大の浮気性の挙句によその女と共に出奔してしまい、...
-
神崎順子
- 1975年5月、アメリカ。アラバマ州アニストンの町で、フランク・ヒリー(45歳)という一人の男性が急死した。突然激しい嘔吐に襲われ入院、5日間苦しみ抜いた果てに亡くなるという悲惨な最期だった。彼のなきがらの脇で嘆き悲しむ美しき妻、マリー・ヒリー(42歳)だったが、何を隠そう夫を死に追いやった真の犯人はこの妻だっ...
-
小牧成
- 1993年12月14日、朝。東京都日野市下ヶ原団地の会社員・山下悟宅で激しい火災が発生、居間にいた6歳の長女が両腕を焼失し、頭蓋骨は高熱で割れ大脳が露出した状態で、そして寝室にいた1歳の長男は両腕と膝から下が焼失した状態で、それぞれ遺体となって発見された。この世にもむごたらしい火事は、一人の女の放火によるものだ...
-
小牧成
- 2009年8月27日。まだ残暑も厳しいその日、公園を根城にしていた住所不定のホームレス女性・石井晴美(30歳)は、苦悶の果てに市道上で血まみれの男児を産み落とした。「なに? この気持ち悪いものは…!?」母親の自覚を覚えるどころか、そう言って嫌悪感におののくばかりの彼女は、手持ちのハサミでへその緒を切断すると、男...
-
桐野さおり/有田万里
- 平成のあの日、あの時…ワイドショーを席巻し、日本中の注目を集めた“女の大事件”の数々を、読み応えたっぷりの大長編ドキュメントタッチ・ストーリーとして大特集!! あの衝撃と興奮、そして恐怖が今あざやかに甦る! 【収録作品】「真相究明!!和歌山毒入りカレー集団殺人事件」「驚愕!!ふとん叩き引っ越しおばさんの知られざ...
-
桐野さおり/有田万里
- 平成18年、K県H市。何の変哲もないアパートの一室から発見されたのは、成人男女をはじめとする、なんと計5体の人間の遺体だった!! そしてこの事態を引き起こした中心人物は54歳の一人の中年女性。若い頃から近所でも評判の美人として浮名を流し、その魔性と底知れぬ欲望、そして常軌を逸したエゴイズムで周囲を混乱させ、不幸...
-
桐野さおり/有田万里
- 平成18年、A県。“特別豪雪地域”にも指定されている東北の過疎の町で、一人の少女の水死体が発見され、地域住民は騒然とした。警察は事故として処理したが、それを真に受ける者は誰もいなかった。シングルマザーだった少女の母親の評判がとにかく最悪で、男出入りが絶えずに少女をいつも邪魔者扱いして虐待し、その挙句の犯行ではな...
-
桐野さおり/有田万里
- 平成17年4月、N県。テレビの画面に映し出されたその異様な光景に、視聴者すべてが目を見張った。「引っ越し! 引っ越し!」…大音量の音楽を流しながらベランダで激しくふとんを叩き、隣家に向かってがなり続ける女性。一見、昨今よく目にする、ご近所を騒がす迷惑隣人…かと思いきや、実は彼女の異常とも思える行動の背景には、悲...
-
桐野さおり/有田万里
- W県W市ののどかな田舎町。両親に結婚の報告をするために婚約者の男性を伴って帰省してきた亜矢だったが、喜ぶ両親とは裏腹に彼女の気持ちは暗くかげっていた。1998年の夏、ここで起こった世にも恐ろしい大惨事――毒入りカレー集団殺人事件のことを思い出していたからだ。4人の命を奪い、63人が入院したその事件の犯人と目され...