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ウッド・ノート

ウッド・ノート
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作品のあらすじ
私立水瀬高等学校に転校してきた唐須一二三(からすひふみ)は、野外活動中のバード・ウォッチング部と出会う。 そこで副部長の大潟新人(おおがたあらと)が写真に夢中になり、森の中にゴミを捨てていたのを見つけ、「鳥の住家(すみか)を汚すようじゃ、ド素人と同じ」と指摘する。 バード・ウォッチング歴半年の唐須にド素人呼ばわりされた大潟は、カメラ・ハンティング(一定時間でどちらが多くの種類の鳥を写せるか)の勝負を挑むが……。 『すくらっぷ・ブック』『ぶるうピーター』に続く小山田いく青春三部作第3弾!! 小山田いく先生の当時の単行本コメント 『ずいぶん小さな頃、ヤブの中でオナガの巣を見つけたことがあります。 巣の中には、まだ羽も生えそろっていないヒナが4羽。 ヒナに人間のにおいがつくと、親鳥はもう育てない…と聞かされていたので、一度だけヒナの頭にふれて、逃げるように帰りました。 でもそのヒナの頭の温かさが未だに忘れられず、「ウッド・ノート」をはじめました。さてこの話、どうなりますことか。』
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    私立水瀬高等学校に転校してきた唐須一二三(からすひふみ)は、野外活動中のバード・ウォッチング部と出会う。 そこで副部長の大潟新人(おおがたあらと)が写真に夢中になり、森の中にゴミを捨てていたのを見つけ、「鳥の住家(すみか)を汚すようじゃ、ド素人と同じ」と指摘する。 バード・ウォッチング歴半年の唐須にド素人呼ばわりされた大潟は、カメラ・ハンティング(一定時間でどちらが多くの種類の鳥を写せるか)の勝負を挑むが……。 『すくらっぷ・ブック』『ぶるうピーター』に続く小山田いく青春三部作第3弾!!
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    私立水瀬高等学校に転校してきた唐須一二三(からすひふみ)はバード・ウォッチング部に入部する。 カメラ・ハンティング(一定時間でどちらが多くの種類の鳥を写せるか)で副部長の大潟新人と勝負し勝利した唐須は「バードウォッチング」部を『ウッド・ノート』と命名した。真っすぐに鳥を愛し、行動する唐須に部員たちは次第に惹かれてゆくが、プライドの高い大潟新人とのミゾはなかなか埋まらず……?! 『すくらっぷ・ブック』『ぶるうピーター』に続く小山田いく青春三部作第3弾!! 小山田いく先生の当時の単行本コメント 『
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    私立水瀬高等学校に転入し、そのバードウォッチング部を「ウッド・ノート」と名付けた唐須一二三。 部の一体感は日増しに高ってゆき、部員たちは共に鳥たちの姿を追い、美しさに惹かれ、時に寄り添い、その厳しい環境で寄り添い生きてゆく姿に涙する、という充実した日々を過ごしていた。 唐須一二三と恋人、穂刈田ひわの絆も深まってゆくが、部長の大潟新人の幼馴染であり、ウッドノートの部員でもある小椋ゆずりは突っ走る唐須について行こうとする「ひわ」がいつか壊れてしまうのではないかと懸念していた。 そんな中、自分のかつて在籍
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    私立水瀬高等学校に転入した唐須一二三はそのバードウォッチング部を「ウッド・ノート」と名付け、部員たちと充実した日々を送っていた。 ある日、恋人の穂刈田ひわと共にウミウを見に冬の海辺へ向かった唐須は、追ってきた小椋ゆずりと共にアクシデントに合い寒風と波のたたき付ける崖下から動けなくなってしまう。 唐須は生き延びるために傷ついたウミウを殺し、ゆずりと共に食べて危機を脱出するが鳥を殺した罪の意識に苛まれれ、ウッドノートを去ろうとする。 悩む唐須を見ながらもなす術を知らないひわ。 唐須を元気づけようと傍に
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    恋人のひわが隣の部屋に引越してきた! ウッド・ノートも順調! 飼っているカラスの九郎に子供ができて!と平和で安穏とした日々を送る唐須。 だが、ある夜、家のそばに現れたヨタカを追った唐須はふと疑問にとらわれる。 今の自分はこのヨタカを追いきれるのか? このままの自分ではすべてが中途半端になってしまうのではないか? ・・・本当に好きな事、今やらないでいつできるんだ・・? 唐須は存分に鳥を追うため、旅に出ることを決意する。 旅先から届く手紙に唐須の様子を知りたくなったひわは卓也と共に唐須を泊
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    部室の施錠ミスで起きた学校荒らしの責任を問われ、1年間部活登録抹消の通告を受けたウッド・ノート。 知らせを聞いて旅から戻った唐須は休学を取り消し、生徒会長に直談判しに行くが決定は覆らなかった。 失望の中で部室の片付けを進めるなか、ゆずりは一冊のノートを見つける。 それは、前部長の尾久が残したウッド・ノートの記録だった。 そして、そのノートにはウッド・ノートが生き残るカギが記されていたのであった! その他、プールで泳いでいたゆずり達女子部員の脇をすり抜けていった者の正体は?の「水中飛行」。 台風
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    魔鳥バジリスク。その怪物は毒を吐き、周りの土地を不毛の砂漠に変える…。 いつものホームグラウンドでバードウォッチングをするウッド・ノートのメンバーたち。 だが、その日は何かがいつもと違っていた。 妙に落ち着きなく飛び立って行く鳥たち。不審に思う唐須たちの前に一人の女が現れた。 彼女の名前は堤まりも。彼女は石蕗ノ台高校に通う井津母の中学校の同級生だった。 まりもはウッド・ノートのホームグラウンドから「ウッド・ノートが出ていくよう」井津母に告げ、仲間たちとウッド・ノートの邪魔を始めたのであった。
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    渡り鳥の行く先を知りたい─ ホームグラウンドに来るサンコウチョウの行き先を突き止めるため、そのサンコウチョウの特徴を手紙にしたため世界の文通希望者に出していた拓也。 その努力が実る日が来た…! クリスマスを迎え、ウッド・ノートのメンバーはパーティーの準備中だ。 特に唐須は浮かれている様子。 なぜなら彼が尊敬する動物カメラマンの和木貴彦が一年ぶりにウッド・ノートに立ち寄るからだ。 パーティーの準備が終わる頃、ついに和木が現れた。それも新聞記者と一緒に! 新聞記者に不思議がる唐須たちに和木は一枚の