男にもお金にもだらしないゆりなと、ボロボロの格好で漫画家としての芽も出ないふみ。気楽な女２人の暮らしを続けていたある日、ゆりなに妊娠が発覚する。出産するのかどうかで心が揺れるゆりなだったが、ふみに相談もせずに、元セフレの真琴のもとで産む決意をし、家を出ていく。残されたふみは、イラストの予備校講師をしていた時の教え子・瑛と再会する。瑛との癒えない過去の傷から目をそらそうとするふみだったが…？

男にもお金にもだらしないゆりなと、ボロボロの格好で漫画家としての芽も出ないふみ。気楽な女２人の暮らしを続けていたある日、ゆりなに妊娠が発覚する。出産するのかどうかで心が揺れるゆりなだったが、ふみに相談もせずに、元セフレの真琴のもとで産む決意をし、家を出ていく。真琴との暮らしは互いの足りないものを補うように穏やかに始まったが、徐々に生じてきたズレから目をそらすことができなくなって…？

真琴との暮らしの中で、徐々に生じてきたズレから目をそらすことができず、家を出てきたゆりな。地元に帰り、自分を愛してくれなかった母と対峙する。お腹の中の赤ちゃんの胎動を感じ、初めて母に本心が言えたゆりなは、とある覚悟を決めて…？　一方で、行き先も告げずいなくなったゆりなを、真琴とふみの２人で探すことになり…？

あの海で、真琴に別れを告げてから１年。ゆりなの働くバーで、再会した真琴とゆりなは…？　 そして、 ゆりなとふみが選び取った未来とは？　 社会に馴染めない女同士がそっと寄り添うような、脆い“ふたりぐらし”のお話、ついに完結！