19世紀、欧州の小国・エトルリア。雪に閉ざされた辺境の地にある駐屯地には、僻地に飛ばされるだけの理由を持つばかりの粗野な男たちに混じって、貴族の出である二人の男が軍人として働いていた。眉目秀麗で駐屯地の要でもあるジュリアス、そして彼が忠誠を誓う、古くからの名家の生まれであるロビン。この駐屯地の隊士長という立場でありながら、長としてのふるまいはついぞ身につかず、わがままで気が弱いロビンはまるで子供のようであった。それでも、世話係として長年ロビンに付き従い、良き友人として誰よりも彼のそばにいたジュリア...

「君が僕の言うことを聞かないから　痕をつけて奴隷にするんだ」雪に閉ざされた辺境の地にある駐屯地。名家の生まれで名ばかりの隊士長であるロビンのそばには、幼いころから世話係として、そして唯一の友人としてジュリアスがいた。焦がれた瞳でいつでも彼を見つめていたロビンは、ジュリアスを気絶させて地下室につるし――？執着男子×誠実薄幸男子、唯一無二の重厚ダークファンタジーBL第2巻！

目の前にいるのは…ロビンではないのか？普段の臆病な性格ではない、堂々とした振る舞いをするロビンは、その「眼」の力でジュリアスの動きを封じ、積年の想いを吐き出すように、欲望のままジュリアスの身体を貪る。声さえだせないままいいように体を弄ばれるジュリアスは、ロビンの友人であろうとした幼き頃を思い出し、涙する――。執着男子×誠実薄幸男子！　唯一無二の重厚ダークファンタジーBL第3巻！

豹変したロビンに弄ばれたジュリアスは、気持ちを整理しきれないままでいた…。そんなジュリアスの前に、謹慎しているはずのロビンが現れる。「眼」の力でジュリアスの動きを封じたロビンは、彼の一族に流れるメドゥーサの血の物語を語りはじめる…。執着男子×誠実薄幸男子！　唯一無二の重厚ダークファンタジーBL第4話！

春になれば山を下り、ロビンから離れようと考えていたジュリアスの元に、ロビン失踪の報が届く。幼き頃、やはり姿を消したロビンを探し回った、懐かしい少年時代のを思い出しながら、ジュリアスはロビンを迎えに行こうと決意する。ロビンに再会したジュリアスは彼の願いをきいてしまうが…。執着男子×誠実薄幸男子！唯一無二の重厚ダークファンタジーBL第5話！

砦に帰還したジュリアスは、求められるまま、ロビンを受け入れるようになっていった…。ある日、砦を訪れた商隊の宴に招かれたジュリアスは、商隊長から一夜の褥を求められる。それは、ジュリアスの眼の力を求めてのことだった。体の自由を奪われ、いままさにジュリアスの体が貪られようとしたとき、ロビンが彼らの前に現れる……。執着男子×誠実薄幸男子！唯一無二の重厚ダークファンタジーBL第6話！

砦に帰還したジュリアスは、求められるまま、ロビンを受け入れるようになっていった…。ある日、砦を訪れた商隊の宴に招かれたジュリアスは、商隊長から一夜の褥を求められる。それは、ジュリアスの眼の力を求めてのことだった。体の自由を奪われ、いままさにジュリアスの体が貪られようとしたとき、ロビンが彼らの前に現れる……。執着男子×誠実薄幸男子！唯一無二の重厚ダークファンタジーBL第7話！

横行する大麻の密売を調査するためにロビンと離れ、隊に戻ったジュリアスは何者かに囚われてしまう。犯人はジュリアスを支えてきたデュガであった。デュガの正体とはなにか…？執着男子×誠実薄幸男子！唯一無二の重厚ダークファンタジーBL第8話！

ジュリアスを囚えたデュガはその身体を思うまま貪る。デュガに激しく抱かれながらも、ジュリアスはロビンのことを思う…。ジュリアスの行方を追うロビンはようやく居場所を突き止めるが――。執着男子×誠実薄幸男子！唯一無二の重厚ダークファンタジーBL第9話！

化けの皮が剥がれ、人狼の姿を晒すデュガ…。人間としての精神を失いつつあるデュガに慈悲の銃弾を打ち込むよう、ロビンはジュリアスに求めるが…。執着男子×誠実薄幸男子！唯一無二の重厚ダークファンタジーBL第10話！