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おかみさん

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17完結!

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作品のあらすじ
甘い新婚生活も束の間、人気力士だった夫の引退で、新興相撲部屋「春日部屋」の新米おかみとなった山咲はつ子、20歳。朝寝坊はするし、チャンコも上手く作れない。前途多難だけれど、やる気だけは充分なはつ子なのでした…。
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    甘い新婚生活も束の間、人気力士だった夫の引退で、新興相撲部屋「春日部屋」の新米おかみとなった山咲はつ子、20歳。寝坊はするし、チャンコも上手く作れない。前途多難だけど、やる気だけは充分なはつ子なのでした…。はつ子は昔の恋人、石川と再会。車もお金もあって、おシャレな石川は、デブでダサい相撲取りを馬鹿にする。が、はつ子は、心配して迎えに来てくれた桜丸の背中で本当の“男の価値”を知る。力士にとって食べることは大事な仕事。しかし、はつ子の作るチャンコは不気味なものばかり。
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    逆波は、十両昇進を果たした花嵐関の付き人になったが、花嵐の逆波に対する態度はとても厳しい。「相撲は実力の世界。くやしかったら強くなること」と言われ、逆波の猛練習が始まった。桜丸をいじめていた不良たちが「春日部屋」を訪ねてきた。彼らは「相撲取りになるんだ」という夢を追い続ける桜丸を馬鹿にする。そんな彼らにはつ子は…。父が亡くなり家業の酒屋を継ぐことになったため、引退することになった真弓。はつ子が立派な断髪式をあげようと準備している中、真弓は勝手に髪を切ってしまう…。
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    「春日部屋」に新弟子志願の大竹がやってきた。中学生選手権で全国三位の実績を持ち天狗になっていた彼は、カマボコ(稽古に消極的で羽目板から離れない者のこと)と呼ばれている佐藤と取り組み、コテンパンにやられてしまう。大竹は、「春日部屋」には入らず、もっと大きな部屋に行くと親方に告げる。が、兄弟子たちの真っ直ぐで温かな姿を見て、「ここでお世話になります!」と言うのだった。年末恒例の保育園での餅つき大会の日、成績が振るわなかった高崎山が「相撲をやめる」と言い出してしまう…。
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    花嵐は夜の街で、かつての恋人、幸子と再会。変な男と一緒にいた彼女が心配で、はつ子に「様子を見てきてくれ」と頼む花嵐。幸子を訪ねたはつ子は、彼女が彼にお金を貸すために夜も働いていることを知る。相手の男に会った花嵐は、「お前も幸子を利用していたんだろ」と言われて激怒、殴り合いを始めてしまう。花嵐の関取としての立場を心配した幸子は、体をはって二人を止めるのだった。幸子とよりを戻したい花嵐は、どうしてよいのかわからない。「男は言葉じゃない、行動だ」と助言をうけた花嵐は…。
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    「春日部屋」のベテラン床山、床丸さんが突然引退を表明した。孫の薫に跡を継がせるのだという。ところが薫は床山ではなく、行司になりたいのであった。初音が“若手注目株”として、新聞に取り上げられることになった。「新聞に載る程強くなるまでは、帰ってくるな」と勘当同然で家を追い出された初音にとっては、父と母に会える大切なチャンスなのだが…。元旦の日。日頃、忙しさにかまけてはつ子に何もしてやれなかった一雄は、「何か欲しいものはないか」とたずねる。そこではつ子が頼んだものは…。
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    力士たちが「おかみさんがのほほんとしているから他の部屋になめられるんだ」と話をしているのを聞いてしまったはつ子は、スパルタおかみに変身することを決意するが…。十両だった花嵐がついに入幕。力士仲間は、花嵐の名前入りの浴衣を仕立てることになった。道懽山は、母親にちょっと似ているおでんやの偏屈おばちゃんに仕立てを頼みに行く。「春日部屋」力士たちと後援会の方々との草野球大会が行なわれた。どうにも乗り気じゃない力士たちだったが、気づくと、目の前の病院の窓には大だかりの観客。
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    はつ子とマネージャーの臼木は“金の卵”の噂を聞き、新弟子のスカウトに行った。そこで二人は、喧嘩好きの乱暴者、谷恵一に出会う。大勢の不良にからまれている谷は、臼木に救われ、その姿を見た谷は行方をくらましてしまう。二日ぶりに姿を現した谷は、「もう馬鹿はやっちょれん」と入門を決めたのだ。サンタクロース=パパだと思っている祐太くん。母子家庭なので、自分にはサンタクロースがこないと思っていた。そんな祐太くんを見た力士たちは、おっきなサンタになって祐太くんの家を訪ねることに。
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    毎日欠かさず稽古を見に来てくれる清水のおじいちゃんが、今朝はこない。心配した逆波が様子を見に行くと、部屋で倒れていた。そのまま入院することになったのだが、最後まで逆波の相撲を見続けたいと言って、すぐに退院してしまう。実は病に蝕まれていたおじいちゃんは、もう永くはない。何も知らない逆波は、おじいちゃんが見守る中、次々と勝星を挙げていく。逆波はおじいちゃんとともに、十両の全勝優勝を賭けた一番にのぞむ。逆波は見事優勝。それを見届けて、おじいちゃんは息をひきとるのだった。
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    咸臨丸の元気がない。彼は先場所で大ケガをした後なので、再びケガをすることを恐れ、稽古に打ち込めないのだ。咸臨丸を元気付けようと、親方とはつ子は、彼のおじの店に連れて行く。“場所中ははつ子の超まずいチャンコを残らず食べ、パンツは必ず左から履く”など、ジンクスをやたらとかつぐ花嵐。あれよあれよと勝ち進んだ彼は、なんと11連勝し、春日部屋始まって以来の優勝力士誕生の可能性が出てきた。おかみさんも親方も後援会の人々も、優勝へのプレッシャーでガチガチに。そんな中、花嵐は…。
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    全国大会を制覇した金の卵、金森が春日部屋の見学にきた。どこの部屋からもひっぱりだこの金森は、倉品部屋に行くことがほぼ確定していた。どこの部屋でもチヤホヤされる金森だが、春日部屋ではまったくおべんちゃらを使われない。倉品部屋入りが決まっていた金森が、突然「春日部屋に入門したい!」といいだした。彼の心を射止めたのは、どうやらはつ子らしいのだが…。関取になった初音は最近元気がない。幕下時代に親しかった仲間たちと、以前のように付き合えなくなったからだ。そんな彼に臼井は…。