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新クロサギ

新クロサギ

18完結!

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作品のあらすじ
“クロサギ”と呼ばれる男・黒崎。彼は、人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師“シロサギ”のみを喰らう最凶の詐欺師。詐欺で家族を失った彼の復讐は未だ終わらない…。戦慄の詐欺サスペンス、待望の新シリーズ開幕!!
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    息子に電話で頼まれ、300万円を銀行に振り込んだ老婆・葛飾。だがその直後、本物の息子を名乗る別の電話で、それが詐欺だと知らされ、口座封鎖の保証金として100万円を預けるよう頼まれる。しかしこれも詐欺師の仕業で、彼女は計400万もの大金を奪われるが、そこに弁護士の「園崎」と名乗る男から電話が…。
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    多大な借金を抱えながらも、家族や従業員のため働き続ける町工場社長・鍋沢。ようやく大きな仕事を得て、代金が入るまでの2か月間の運転資金を借りるべく、三富ファイナンスという金融会社を訪れる。鍋沢の自宅はすでに2番抵当まで打たれ、彼が望む2千万の融資は難しい状況。だが、それでもと頭を下げる鍋沢に対し、元銀行員の三富ファイナンス社長・園部は「特別な手順」を踏めば融資が可能と誘いかけ…。
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    留学斡旋業者「グローバルジャンプ」が、破産申し立てを行ったとのニュースが報じられた。氷柱の大学の先輩・伊藤早智子は、この会社に120万もの留学費用を払っていたため、慌てて法学部の教授に相談しようとするが、教授は不在。そこで氷柱は代わって鷹宮助教を紹介するが、鷹宮の結論は「この契約にはクーリングオフが適用されないから、金を取り返すのは不可能」というもので…。
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    最大手・ひまわり銀行を辞め、フリーの投資顧問をしている女性・三枝。だが、アメリカの大手証券会社の破綻に伴う“ブーニン・ショック”恐慌を受け、運用資金が大幅マイナスに。資金繰りに詰まった彼女は、配当金を支払う当てがないまま、配当率を上げて新規の客に投資を呼びかける詐欺行為を…。
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    公共事業入札に参加する建設会社に「自分なら最低落札価格がわかる」と言って手数料を騙し取るシロサギ・熱田。彼が今狙っているのは、中部地方G県の徳利川干拓事業の落札を狙う、公共事業に参入してまだ日が浅い斧山建設。その熱田の仕事を潰せと親爺の命令を受けた黒崎だが、この件に絡んでは白石も動いていて…。
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    宿敵・御木本を喰うべく、配下の実働部隊を潰した黒崎が、次に集金部隊である詐欺団体三社を狙って動き出した。まず、最初の一社「ジービー証券」にデイトレーダー・赤須と名乗って接近し、自分には100億もの資金があると吹聴。ついで、コンサルタント会社社員・鵜坂の名で「東京グリーンファンド」に乗り込み、二酸化炭素排出量取引に関する“うまい”話を持ち込み…。
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    舞台は北京、マカオ、そして台北へーー逃げる御木本。追い詰める黒崎。黒崎を追って台北へ到着した神志名。衝撃のラストを見逃すな…超必読最新刊。
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    御木本死す。そして、黒崎はいずこへーー[ECO詐欺]衝撃エピローグ収録!御木本の下を後にした黒崎の運命は…!?業界戦慄! 超待望最新刊。
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    6年前に「導入詐欺」で黒崎の父親にとどめを刺した、ひまわり銀行本店管理部門次長・宝条を喰うために動き出した黒崎。ひまわり銀行・全国有力支店の支店長を宝条が束ねた「宝条グループ」なるものの存在を調べながらも、「ローン詐欺」を行う首都中央支店に狙いを定めた黒崎がついに、宝条帝国に突き進む…!!
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    病床に伏す岸川の友人が巻き込まれた詐欺事件。それは、貧しき者を助けるという“正義の仮面”の下に弱き者からカネを毟(むし)り取る、悪辣な貧困ビジネス詐欺だった…!!そして、ホームレスを支援すると嘯(うそぶ)くNPO法人「アンゼリカの会」のスポンサーが、なんと、黒崎の父親を破滅に追い込んだ主犯・「ひまわり銀行」の宝条であるという衝撃の事実が発覚し…世相を激しく揺さぶる震撼展開ーー待望の最新刊。