水曜日に主人の身の回りの世話をするため、名前ではなく「水曜日」と呼ばれる奴隷の少女。
主人の暴力に耐えながら、たった一人の友達「日曜日」の少年と互いに支え合い辛い日々を過ごしていた。
ある日、主人の逆鱗に触れ殺されそうになったその時…
突然なだれ込んできた騎士団によって主人は拘束され、少女は無事保護される。
騎士達の中から現れた青年。
彼は自分が少女の兄で、少女がアスカニアの皇女であると明かす。
しかも、皇女は初代皇帝の呪いを解くことのできる唯一の存在だと告げる。
思いがけず帝国の皇女となった少女は、三人の兄がいることを知るのだが…