信じてみてもいいか?
お前は俺の救世主だって
クレール島の沖の岩礁にそびえる灯台で、
かもめの翼を持つルネは
灯台守エヴァンと暮らしている。
嵐の夜に運命的な出会いを果たしてから、
いつしかルネはエヴァンに「恋」をしていた。
笑顔が見たい、抱きしめたい、キスがしたい──
ある日、自身の恋心に気づいたルネは、
エヴァンと恋人どうしになれたらもっと
幸せになれると信じ、愛の告白を決意する。
一方、エヴァンはルネの恋心を知りながら、
過去にある「罪」を犯した己が幸せになっては
いけないのだと、自らに言い聞かせていた……
人に恋するかもめと孤独な灯台守が織りなす奇跡の求愛譚──
愛し、愛される幸せを知る第二幕!