中学二年生の春休み、親に「男性が好き」ということがバレてしまい田舎の祖母の家に預けられることになった緋本健太郎は、無死七村という辺鄙な村で暮らすことになった。この村には、毎年夏祭りの際に十五歳の子供たちを集めて、「村に残るか残らないか」を占うという奇妙な風習があり、緋本も参加してほしいと頼まれるが――…？閉鎖的な村、奇妙な風習、逆らうことのできない村のきまり――…因習に翻弄される少年たちの宿命とは――！

意図的に無死七村の誰かに祭りの為に呼ばれたと確信した緋本は、村について何か手がかりがないか調査をすることに。その中で見つけた管理人と同窓の「桜井えり子」という人物に会いに行き話を聞こうとするが、無死七村の名前を出すと朦朧とし、話せなくなってしまった。唯一の手掛かりだった人物からも情報を聞き出せなくなった緋本だったが、意外な形で再会することに――…また、神具を使うことにより、透の体に何やら異変も出てきて――…？明かされていく、因習の全貌とは――！！