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山賊王

山賊王

13完結!

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作品のあらすじ
六人の“星”が時代を変える! 「真・太平記」ここに開幕! ──時は鎌倉時代末期。幕府最高権力者・北条高時の悪政に、世の民はあえぎ苦しんでいた。そんな中、あらぬ反逆の罪で父を高時に殺された少年・樹長門(いつきながと)は、先祖伝来の伝説の剣をたずさえ、同じ“星”を持つ男・楠木正成と出会う。“星”に選ばれた少年は、“悪党”楠木正成の下で、父の仇討ちを心に誓う!! 大長編歴史大河ロマンスタート!
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    六人の“星”が時代を変える! 「真・太平記」ここに開幕! ──時は鎌倉時代末期。幕府最高権力者・北条高時の悪政に、世の民はあえぎ苦しんでいた。そんな中、あらぬ反逆の罪で父を高時に殺された少年・樹長門(いつきながと)は、先祖伝来の伝説の剣をたずさえ、同じ“星”を持つ男・楠木正成と出会う。“星”に選ばれた少年は、“悪党”楠木正成の下で、父の仇討ちを心に誓う!! 大長編歴史大河ロマンスタート!
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    悪党の頭領、楠正成! ――長門は北条一族の地頭・黒滝の屋敷に潜入し、先祖伝来の幻の長剣を抜く。不思議な長剣で黒滝を倒した長門の危機を救ったのは、悪党の頭領・楠木正成! 悪党とは当時、“悪者”という意味ではなく“強い者の集まり”で、幕府や荘園領主の権力に抵抗した集団を指す。父の仇・北条高時を狙う長門は、正成に仲間に入れてくれと頼むが……。父の仇を討つなら、日本中の悪党をまとめる“山賊王”を目指せ!!
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    “五行の星”の下に集い始めた豪傑達。 彼ら時代を動かす“悪党”なり! 地頭の圧政に苦しむ湯口村の人々を救った長門と小夜叉(こやしゃ)は、播磨の“悪党”赤松円心に出会う! 「河内の“悪党”、楠木正成は、この赤松の敵か? 味方か? 返答次第によっては斬り捨てる!」 長門、命の危機! ──そして、楠木正成を訪ね、天皇の側近・蔵人頭(くろうどのとう)が現れる。天皇の使いは正成に何を告げるのか!?
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    父の敵、憎き北条高時に肉迫!  “悪党”長門、いざ鎌倉へ! ──楠木正成により、河内の国境を荒らす野伏せり退治を命じられた長門は、見事これを一網打尽に。長門の器に惚れ込んだ野伏せりたちにより、長門軍結成! そして長門の持つ先祖伝来の不思議な長剣は、蒙古軍襲来の際にもたらされた伝説の剣だった。伝説の刀を腰に差し、長門は世を見極めるため鎌倉へと旅立つ! そして鎌倉の五行の“星”を持つ者とは……?
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    五行の“星”を結びつけたる中心の“星”、それが長門! ──“星”を持つ者との出会いを重ねる長門は、北条家の御家人・足利尊氏と出会い、共に鎌倉を訪れる。しかし、父の仇・北条高時の姿を見た長門は、我を忘れ、刀に手をかけてしまう。果たして長門の運命は!? 楠木正成、赤松円心、大塔宮尊雲、新田義貞、足利尊氏……五行の星を持つもの全員と会っているのは長門のみ! 長門の動きがこの国を変える唯一の手段だった!?
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    倒幕の狼煙(のろし)が上がり、一世一代の国を上げての大喧嘩が始まる……! ──笠置山で後醍醐天皇と共に倒幕の旗を掲げた楠木正成は、幕府軍との初戦を長門の奇策で勝利する! が、本気になった幕府軍は大軍を終結させた。その数、なんと二十万! 楠木正成は、一族の拠点たる屋敷を燃やし、「これをこの国を変える我らの狼煙と心得よ!」と激励する! 楠木軍四千対、幕府軍二十万の圧倒的劣勢の中、長門は!?
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    楠木軍・千人vs.幕府軍・十万人! 絶体絶命の長門、起死回生の一手へ!! ──赤城山、赤坂城で正成と合流した長門だが、籠城する楠木軍は千人なのに対し、幕府軍勢は十万人! 圧倒的劣勢の中で、大岩、丸太、熱湯など様々な知略により幕府軍を敗走させる天才・正成。しかし、大軍勢に囲まれたまま兵糧攻めに遭うこと二十日間。食糧が尽きかけた時、正成は!? 全国の“悪党”が集結し、幕府との全面対決が始まる!
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    天才・楠木正成、再び倒幕の狼煙を上げる! 兵糧攻めで陥落した赤坂城で自害したと見せかけた正成は、聖徳太子の予言書「未来記」を使って味方の士気を上げる。一度は奪われた赤坂城を奪回し、関東一の弓上手・宇都宮一族をも破り、幕府軍との対決が迫る! 各地で官軍として悪党たちが挙兵し、幕府軍は恩賞目当てで雑兵までも色めきたつ。決戦の時、全てが計算通りに動いているはずなのに、長門を嫌な予感が襲う……!?
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    刻(とき)は1333年。後世まで語り継がれし“千早城攻防戦”の幕が開ける!! ──正成から吉野山の守りを託された長門は、緒戦を知略で大勝するも、味方の裏切りに遭い、一気に窮地に立つ。村上親子の武士の魂を見せつける気高い犠牲で、大塔宮を脱出させた長門は、正成の待つ赤坂城へと向かう。そこに捕えられていた人物とは……!? 正成が密かに築いてきた急勾配の山城・千早城で、大戦が始まる。敵は四十万の大軍勢!
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    1333年、宙(そら)に煌めく星五つ。樹長門、歴史の扉を拓く! 千早城攻防戦の幕が開け、楠木正成率いる籠城(ろうじょう)軍千人を取り囲む幕府軍は四十万! 敵将・新田義貞を味方に付けるなど、防戦を繰り返す長門だが、正成の命により、幽閉された帝を救うため、伯耆(ほうき)の国へと急ぐ。名和湊の支配者・名和長高を動かし、長門はついに隠岐島から帝を救出! 集い始めた“星”の者たち。残る赤松と足利の動向は!?