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遮那王 義経 源平の合戦

遮那王 義経 源平の合戦

29完結!

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作品のあらすじ
穏やかな月日が流れ、漂太(ひょうた)の奥州下向から6年が経った治承4年(1180年)。平氏の横暴に不満を持った源氏が日本各地で動き始めていた――。そんなある日、奥州平泉に1人の密使が訪れる。それが逞しく成長した若武者・漂太(義経)の新たな運命の幕開けだった! 源義経、今こそ歴史の表舞台へ――!! 笹竜胆の旗の下、流浪の少年・漂太が牛若の遺志を継ぎ、戦場の神となる!! 待望の「源平の合戦編」開幕!!
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    穏やかな月日が流れ、漂太(ひょうた)の奥州下向から6年が経った治承4年(1180年)。平氏の横暴に不満を持った源氏が日本各地で動き始めていた――。そんなある日、奥州平泉に1人の密使が訪れる。それが逞しく成長した若武者・漂太(義経)の新たな運命の幕開けだった! 源義経、今こそ歴史の表舞台へ――!! 笹竜胆の旗の下、流浪の少年・漂太が牛若の遺志を継ぎ、戦場の神となる!! 待望の「源平の合戦編」開幕!!
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    本物の牛若の兄・源頼朝、死す――!? 源平石橋の合戦で頼朝殿はおそらく……と、恩人・藤原秀衡(ひでひら)に告げられ、悲しみと絶望に打ちひしがれる漂太(義経)。その前に、奥州へ偵察に訪れた白面の美青年・平教経(よりつね)が現れた。「平家に一矢でも報いる!」と、一騎打ちを申し込む漂太。だが、教経は平家一の武芸者とうたわれる強敵だった。陽の漂太、陰の教経。源平の威信をかけた弓矢対決が始まる!!
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    奥州偵察に来た平家の麒麟児・平教経(のりつね)を相手に、源平の威信をかけた弓矢対決で辛くも勝利した漂太(義経)。屈辱に燃える教経は、戦場での再勝負を誓い、同時に驚愕の事実を告げる。頼朝は生きている──!? 本物の牛若の兄・頼朝が坂東で兵を集めていると知った漂太は、たとえ負け戦でも共に戦いたいと、恩人・藤原秀衡(ひでひら)に奥州を出たいと伝える。が、秀衡は、なんと漂太を捕らえよと命じ……!?
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    今は亡き親友・牛若丸との約束を果たす為、奥州平泉に別れを告げる漂太(義経)達。そこに武蔵坊弁慶と伊勢三郎能盛という元からの家臣の他に、佐藤継信・忠信兄弟という一騎当千の家臣が加わった! 平家討伐の旗を揚げた、本物の牛若の兄・源頼朝との合流を目指し、一行は坂東の地に入る。だが、そこで待ち受けていたものは……!? 牛若の魂を継ぐ者として、漂太が長年抱き続けた「平家打倒」の夢が、ついに動き出す――!!
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    本物の牛若の兄・源頼朝と源氏再興を誓って6年――。漂太(義経)は奥州平泉に別れを告げ、坂東で兵を集める頼朝の元に向かう。道中、平氏軍に追われる源氏方・梶原景季(かげすえ)の窮地を救い、その父・景時(かげとき)に、頼朝との対面の約束を取り付ける。しかし、富士川を挟んだ平氏軍の夜襲に漂太は……? 富士川の合戦! ついに頼朝との再会、成るか!? ――そして、幼い頃の「漂太」を知る旧友・金太が現れて……?
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    ついに再開を果たした宿命の兄弟たちを中心に、源氏一党の悲願・平家打倒の足固めは着々と調いつつあった。漂太(義経)たちは、頼朝と共に鎌倉に入る。三方を山で囲まれ、一方は海という要害の土地に、頼朝は、八幡宮、侍所、武家屋敷などを造り、一つの大きな“城”を成そうとしていた。一方、上野(こうずけ)へと足を伸ばし、旅行を楽しむ漂太の周りから、仲間達が次々に消えてゆく! 漂太に迫る謎の影、その正体とは!?
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    源氏嫡流の血筋を仇と見なし、同じ「打倒平氏」を目指しながらも頼朝と敵対する木曽義仲。従兄弟にあたる漂太(義経)の仲間を次々とさらった義仲の真意はどこにあるのか? 一方、打倒平氏の準備が進む中、鎌倉に急報が走った。巨星、斃(たお)れる──!?  宿敵・平氏の棟梁である平清盛卒倒の知らせに、兄・頼朝は清盛の病状を探れと漂太に告げる。幼き頃を過ごした地・京へ向かった漂太を待つのは……!?
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    幼馴染み「りん」との再会、そして死の床にある宿敵・清盛との凄絶な邂逅……!! 京一番の白拍子と評判の「静御前」。それは、漂太(義経)と同じ軒下一座にいた幼馴染みの「りん」の成長した姿だった。久しぶりの再会を喜ぶ二人――。しかし、権力者・平清盛が病に倒れ、京の空気は張りつめていた。そんな中、清盛が屋敷の外に出るという情報を得た漂太。源氏の寵児・漂太と平氏棟梁・清盛が、京の空の下で遂に再会する──!
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    清盛、死す。混迷する平氏と源氏、世は争乱の時代へ――。単身で忍び込んだ漂太(義経)に、死の間際の清盛が遺した「民を見て、民の為に動け!」という言葉。その真意とは……!? 一方、今こそ平家討伐の時と意気込む頼朝・義仲の両陣営。それぞれの思惑を胸に、ついに兵達が動き出す。一方、京を出ようとした漂太は、平家に見つかってしまう。逃げ場を失った漂太の前に現れたのは、何と清盛の娘・徳子の牛車だった――!?
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    鎌倉への道中、戦災孤児のひかり達親子と出会う漂太(義経)一行。飢饉が引き起こす略奪の横行から親子を守る為、漂太はひかり達を知り合いのいる尾張まで連れて行く事にする。しかし、その尾張の地では、新たな戦の狼煙が上がろうとしていた――。平穏な村から一転、戦火に包まれたひかり達を前に漂太は衝撃を受ける。戦火の痕が漂太に示した“戦の真実”。天命を知った若武者・漂太が猛る。なんとかして戦を止めないと──!?