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世界でいちばん優しい音楽

世界でいちばん優しい音楽

8完結!

応援メッセージ1
作品のあらすじ
もうわたしには、家族がふたりいる――。スウこと高原菫子(たかはら・すみれこ)はシングルマザー。両親を亡くしてひとりぼっちだった時に皓(あきら)と出逢い、大恋愛の末に赤ちゃんを授かった。しかし彼もまた、スウと生まれてくる子供の幸せを願いながらも、この世を去ってしまう……。3歳になるのんのんとの毎日は、ちょっぴりハードだけど素敵な発見もいっぱい。スウとのんのん、そして皓の、あたたかな愛のシンフォニー。
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    もうわたしには、家族がふたりいる――。スウこと高原菫子(たかはら・すみれこ)はシングルマザー。両親を亡くしてひとりぼっちだった時に皓(あきら)と出逢い、大恋愛の末に赤ちゃんを授かった。しかし彼もまた、スウと生まれてくる子供の幸せを願いながらも、この世を去ってしまう……。3歳になるのんのんとの毎日は、ちょっぴりハードだけど素敵な発見もいっぱい。スウとのんのん、そして皓の、あたたかな愛のシンフォニー。
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    こんなに自分を必要とし、愛してくれる存在があるというのは、それだけで幸せ――。シングルマザーのスウ。4歳の娘・のんのんとの生活は決してラクではないけれど、志津(しづ)さんやモーリに見守られ、愛に満ちた日々を送っている。そんな母娘(おやこ)のもとに、絶縁していたおじいちゃんが訪れた。スウとのんのんの幸せが、また大きく広がる予感。 スウとのんのん、そしてふたりをとりまく人たちの優しさがつまってます。
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    『おたんじょおびのプレゼント、みずうみでいいや』。うきうきして豊上(とよがみ)さんに会いに行った自分が恥ずかしかった――。多くの人々の優しさに包まれて、のんのんとともに生きてきたスウ。とりわけ豊上さんと過ごす時間は、胸が弾むひととき。だけど天国の皓(あきら)との思い出は、まるで昨日のことのように色鮮やかにスウの心を染めている。スウとのんのん、そしてふたりを見守る人たちの愛のメモリー。
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    「逢えなくても想うだけで安らげる、なんて……嘘つきなわたし――」海外赴任していた豊上(とよがみ)さんが一時帰国し、スウはふたりの愛を確かめる。しかし、彼には稲垣(いながき)夫人の勧める縁談の話がもちあがっていた。さらに、これまでスウ母娘(おやこ)に冷たい態度をとり続けてきた夫人が、小学校の入学式でのんのんに接近。養育権を譲るよう、スウに迫る。だれかを愛する心が、せつないまでに響いてくるハートウォーミングストーリー。
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    弱音を吐かない貴方だから少し淋しい――。遠く離れた豊上(とよがみ)さんとともに、喜びも哀しみもわかちあいたいと思うスウ。しかし、会えない辛さに耐えかねた時、9時間の時差が彼との距離をさらに隔ててしまう。また、10年ぶりに現れた柊野(しゅうや)くんの父に動揺する海江田(かいえだ)さん、そして児童虐待に苦しむ星野(ほしの)さんも、それぞれに親子の絆を求めあって生きている。愛する人を信じぬく強さが伝わってきます。
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    いつも思ってる……3人で暮らせる日のことを――。一時帰国した豊上(とよがみ)さんをまじえ、スウとのんのん母娘(おやこ)は仲睦まじいクリスマスを過ごす。豊上さんと暮らす日をスウは心待ちにするが、仕事が難航した彼のロンドン滞在は、またしても延びてしまった。哀しみに暮れるスウのもとに、深夜の電話が鳴り響く。
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    恋しいって思っているのは、わたしのほうだけじゃないかって、不安だった――。ロンドンでひとり、遠く離れたスウとのんのんを想う豊上(とよがみ)さん。この手でふたりを抱きしめたいと願う彼は、一日も早い帰国に向け、支社の再建に燃える。その頃、稲垣(いながき)夫人は、豊上さんの次期ポストが思わぬ大抜擢であったことに憤慨。その怒りは豊上さんとスウに向けられるのだった――。
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    皓(あきら)が叶えられなかった夢の続きを、きっと豊上(とよがみ)さんが叶えてくれる――。ついに、豊上さんが帰ってくる! スウとのんのんの3人で長い間育んできた愛が実ろうとしていた時、豊上さんの消息が途絶えた。最愛の人の危機に、スウは彼の無事と“家族3人”の幸せを強く信じ、豊上さんを待つ。新たな未来に向けて歩み始める、感動の最終巻。単行本未掲載の番外編「のんのんの青春」も特別収録!!