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月明星稀

月明星稀

10完結!

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作品のあらすじ
江戸末期。理想の武士になるために、最強集団・新選組をプロデュースした男、土方歳三。彼を中心に新たな視点から語られる幕末青春伝。苛烈な男達の生き様を描く意欲作!! 元治元(1864)年。京の都を賑わす新選組は、不貞浪士にも厳しい取り締まりを行っていたが、身内に対してもその厳しさは発揮されていた。市内巡回の斬り合いの際、戦う意欲を見せなかった者は、副長・土方歳三により容赦なく切腹を命ぜられていた。鬼と恐れられながらも歳三は、素人の寄せ集めである新選組を最強の武装集団へ育てようとしていた…。
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    江戸末期。理想の武士になるために、最強集団・新選組をプロデュースした男、土方歳三。彼を中心に新たな視点から語られる幕末青春伝。苛烈な男達の生き様を描く意欲作!! 元治元(1864)年。京の都を賑わす新選組は、不貞浪士にも厳しい取り締まりを行っていたが、身内に対してもその厳しさは発揮されていた。市内巡回の斬り合いの際、戦う意欲を見せなかった者は、副長・土方歳三により容赦なく切腹を命ぜられていた。鬼と恐れられながらも歳三は、素人の寄せ集めである新選組を最強の武装集団へ育てようとしていた…。
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    行商がてら訪れた荒木道場で、師範代・荒木伝之助から剣の腕を見込まれた歳三。だがその道場には、以前に日野村で乱暴を働き、歳三に懲らしめられた工藤たちがいた。彼らは「奴から襲いかかってきた」とうそぶき、道場の面目にかけて報復すべしと荒木に詰め寄る。工藤たちの言葉に疑念を抱きつつも、荒木は事の次第を重くみて…。
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    文久三年。壬生浪士組の隊士たちは、近藤率いる試衛館派と芹沢率いる水戸派に二分されつつあった。組織の統率が必要と考えた土方は、芹沢らに対して局長以下の役職を設けようと提案する。さらに土方は、「局長は自分しかいない」と信じてはばからない芹沢に対し、「近藤勇こそ局長にふさわしい」と言い放ち…。
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    襲いかかってきた“人斬り以蔵”こと土佐の岡田以蔵を破り、その右腕を斬り捨てた土方。だが沖田らに捕縛を命じた矢先、坂本龍馬が銃声を轟かせながら以蔵を助けにやってきた。「鉄砲があれば、武士が特別な時代は終わる」と言う龍馬に土方は不快感を覚えるが、ひとまずその場は以蔵を渡して引き上げる。以蔵に自分の暗殺を持ちかけた黒幕が新見であると確信した土方は、ついに新見の粛清を決意する。
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    会津藩から芹沢を暗殺せよとの命令が下された。だが同志討ちを潔しとしない近藤はこれに応じず、土方は独断で芹沢を斬ることを決意。沖田、山南、原田を誘い、今宵祝言をあげたばかりの芹沢が寝ている部屋を深夜に急襲する。ところが、土方たちが幾太刀浴びせても芹沢は死なず、かえって反撃に転じてきて…。
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    将軍や会津を狙う長州尊攘激派を警戒中の土方が、坂本龍馬と望月亀弥太に遭遇した。一度は斬ろうとした土方だが、坂本に殺気を勘づかれたため、やむなく新選組の素性を隠して土佐の動向を探ろうとする。坂本と望月の会話から、土佐がすでに長州と手を組んでいること、さらには天皇をも動かそうとしていることを知った土方は…!?
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    土方から刀傷を負いながらも池田屋から逃れた望月亀弥太は、同じく重傷の長州藩士・吉田稔磨を抱えて京都市中を彷徨っていた。そしてなんとか長州藩邸に到着するが、その門は固く閉ざされたままで、望月がいくら叫んでも開く気配はなかった。やがて吉田は絶命し、望月も坂本のもとを目指す途中で倒れてしまう…。
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    会津藩兵・柴司が、土佐藩士・麻田時太郎を誤って刺した事件は、両者が切腹するという形で一応の決着がついたかに思われた。しかし、その事件に関わっていた京都見廻組が何も責任を取らなかったことに納得のいかない土方は、見廻組・佐々木只三郎のもとを訪れる。一方そのころ、新選組屯所には「土佐藩士・才谷梅太郎」と名乗る男が訪ねてきて…。
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    土方は、禁門の変での活躍を認められた新選組の褒美を受け取るため、近藤らと共に二条城に参上する。その城内で、彼がすれ違ったのは薩摩の西郷吉之助。土方はこの戦争で、はじめ傍観していながら結果的に幕府側に味方し、うまく立ち回った薩摩に対して警戒心を抱く。
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    長州征伐での将軍上洛を老中に促すため、江戸を目指していた近藤、永倉たち4人。船と駕籠を乗り継ぎ、久しぶりに江戸へ着いた近藤たちは、一足先に新隊士募集のため江戸入りしていた藤堂平助と再会。そこで平助が強く薦める人物を訪ねることになるが、目の前に現れたのは香を焚き込め、女のような格好をした伊東大蔵(甲子太郎)という男で…。士道を心に抱く男たちの生き様を描いた青春物語、感動の最終巻!!