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菜

12完結!

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作品のあらすじ
『菜』は富田耕平・菜夫妻を主人公に、四季に彩られた日本の美しい風物をちりばめながら、家族の折々の情景を鮮やかに描き出す物語。これらは彼らの歳時記であり、もしくは妻時記、そして菜時記である。大勢の家族に囲まれ、にぎやかに育った耕平と、両親に先立たれ、その思い出を刻む家に暮らしてきた孤独な菜。対照的なふたりが夫婦として結ばれ、新しい、愛情に満ちた家庭を営んでいく。
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    大勢の家族に囲まれ、にぎやかに育った耕平と、両親に先立たれ、その思い出を刻む家に暮らしてきた孤独な菜。対照的なふたりが新しい、愛情に満ちた家庭を営んでいく物語。
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    あらしの夜に、耕平と菜の飼い犬・トクが産気づいた。はしご酒先生と帰宅した耕平だが、三匹の子犬のうち一匹が……。
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    菜が散歩中にラブレターを貰った。耕平は菜にラブレターを渡した男と語らうが…。
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    凶暴で有名な近所の犬・ゴロから菜を守るためにケガをしたトク。問いただすために、菜はゴロの飼い主の家へ赴くのだった。
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    新しい家に越して元気がなかった猫の茶々丸が家出した。茶々丸を捜す菜は、父の友人・荒川清十郎を訪ねるのであった――。
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    それは蒸し暑い夜のことでした。どこからともなく陰にこもった寺…。菜が物置から出して来た古い灯籠…。
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    千代田区麹町生まれのキャサリン・モンローは耕平と同じ理学部の客員教授だった。そんなキャサリンがなんと耕平に一目惚れ!
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    家族の真ん中に菜がいます。耕平の愛を背中で感じながら、茶々丸たちを優しく見守る。菜はみんなに囲まれて、子供のようなママになる。
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    春見つけた。菜が見つけた。ちょっと冷たいかな?でも平気。耕平さんの手があったかいから。
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    あなたがもっと好きになりました。あなたは私にとって、生涯でたったひとりの大切な人。信じ合うふたり。菜と耕平は、いつまでも恋人同士の夫婦です。