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9完結!

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作品のあらすじ
お嬢さま高校に通う小早川志緒は16歳。演技派俳優と美人女優を親に持つ、はかなげな美少女ぶりは、皆のあこがれの的だ。今日も学校で、そんな彼女のポケベルが鳴る。貧血を装って早退した志緒が駆けつけたのは、とある怪しげなプロダクション。彼女のアルバイトは、その天才的な演技力を生かした“プライベートアクトレス”。つまり、個人的に依頼された人間を演じるという、ちょっとアブナイ仕事なのだ。今回の依頼は、8年前に行方不明になった娘の死が信じられない実業家の、その娘のふりだという。本人に、志緒が娘だと信じ込ませねばならない。期間は、不治の病に冒されたその実業家が死ぬまでだというが…・・
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    お嬢さま高校に通う小早川志緒は16歳。演技派俳優と美人女優を親に持つ、はかなげな美少女ぶりは、皆のあこがれの的だ。今日も学校で、そんな彼女のポケベルが鳴る。貧血を装って早退した志緒が駆けつけたのは、とある怪しげなプロダクション。彼女のアルバイ トは、その天才的な演技力を生かした“プライベートアクトレス”。つまり、個人的に依頼された人間を演じるという、ちょっとアブナイ仕事なのだ。今回の依頼は、8年前に行方不明になった娘の死が信じられない実業家の、その娘のふりだという。本人に、志緒が 娘だと信じ込ませねば
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    プライベートアクトレスの志緒。個人的依頼を受け、希望される役を演じるのがその仕事だ。今回の役は花嫁。依頼人・松村宏伸は、病気になった母を安心させるため、擬装結婚したいというのだ。ところがその母親というのは、大女優の松村春子だった!さすがの志緒も緊張気味。二人は松村邸に挨拶にいくが、春子はどうも花嫁を歓迎していない雰囲気。おまけに、志緒の頭上に彫像が落ちてきたり、ドレスに針が仕込まれていたりと、不可解な出来事が次々に起こる。まるでヒチコックの映画さながら、誰かがねらっているかのよう・・そして結婚式当日。嵐に
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    プライベートアクトレスの志緒。今回の依頼人は、同じ高校の伊藤杏子。彼女は文通相手とコンサートの約束をしていたのに、病気で倒れてしまったのだ。手術後の命に自信がない杏子は、身代りにと、チケットを志緒に託す。ところが当日、志緒がいくら待っても相手の杉浦海人が現れない。憤慨した志緒は、住所を頼りに海人の元に押しかけた。ところが彼は、そんな文通に覚えがないという。彼と二人で調べた結果、海人の名で手紙を出していたのは、なんと彼の祖父だったことが判明! しかもその祖父も重病で入院中なのだ。美しい詩を通じて、互いの存在
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    プライベートアクトレスの志緒。今度の仕事は友人のいない女性の親友役。上京してくる両親に“しっかりした親友”を見せたいというものだ。依頼人と会って、志緒はびっくり。最近志緒のマンションの隣の部屋に越してきた、態度の悪い女性だったのだ。おまけに彼女が来てから、志緒の捨てたゴミが荒らされたり、イタズラ電話されたりと気味の悪いことばかり。彼女の親友役を立派に務めあげた後も、イタズラはどんどんエスカレートしていく。コンドームをぶちまけたり、住民のポストをこじ開けたり…。彼女を問い詰め、コンドームの件は白状させた志緒
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    プライベートアクトレスの志緒は、恋人の知臣から婚約指輪をもらった。知臣も、同じくプライベートアクター…現実世界で芝居して報酬を得る俳優だ。幸せでいっぱいの志緒だったが、街で出会った占い師・ヨハネに「指輪をくれた彼とは結ばれない」と言われてしまう。そんな矢先に、仕事で出かけた知臣が失踪!心配でたまらない志緒だったが、何気なく見ていたTVに、知臣が“ヨハネ”として出演していた。さっそく志緒は知臣に会いに行くが、彼まで行方不明になってしまう。どうやら事件に巻き込まれ、何者かに誘拐されたらしい。知臣のマンションを
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    プライベートアクトレスの志緒。今回は、入院しているおばあちゃんの孫の役。おばあちゃんは、ボケて孫の顔も忘れてしまい「すず、すず」と志緒をかわいがる。一方すずは、幼なじみの勇次と1年間も家出したきりらしい。昔さんざんかわいがってもらったはずの二人は、おばあちゃんの見舞いにも来ようとしない。あきれる志緒だが、おばあちゃんがいじらしく、献身的な世話を続ける。だが、容態が悪化したおばあちゃんはついに意識不明になってしまった。すず・勇次の居所を知っていた志緒は、すぐに連絡。さすがに二人とも焦って、バイクを飛ばしてき
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    ケガで女優生命を絶たれてしまった母・永沢さゆりと別荘で夏休みを過ごす志緒。のんびりしていたところへ、さゆりの往年のライバル・大地瑠理子が、侮辱するような電話をかけてきた。そんな時、プライベートアクトレスの仕事で、瑠理子の付き人役の話があると聞いた志緒は、自ら立候補する。清純派女優の母と、対極にある瑠理子に興味があったのだ。彼女と一緒に仕事をしてみて、悪評を気にするナイーブな一面や、酔って暴れるひどい姿を見てしまう志緒。聞けば彼女が荒れ出したのは、ここ4~5か月前からなのだという。それはちょうど志緒の母がケ
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    プライベートアクトレスの志緒。彼女はある時、街角でフィリピン人と日本人とのハーフ・マリコと出会う。女優になり、父親と会うのが夢だと言うマリコ。少し境遇の似ている二人は意気投合した。語学やダンスのレッスンなど、志緒はあれこれと世話を焼いてやる。その内、マリコはあるオーディションを受けたいと言い出した。両堂沙都香の映画の脇役を選抜するものだ。沙都香の恐ろしい本性を知っている志緒は、やめさせようとするが、彼女は受けたいの一点張り。審査員の中に父がいるからなのだという。その父とは、会社をいくつも経営する実業家、そ
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    小早川志緒は16歳の高校生。でも、ウラではアブナイ仕事もやっている。個人的な依頼を受けて、人間を演じる。そう、P.A.なんだ。ヘタな演技じゃ通用しないよ。