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八犬伝

八犬伝

15完結!

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作品のあらすじ
里見家を恨む怨霊・玉梓の呪詛によって、里見の姫・伏姫は、犬の八房の花嫁となり、その気を受けて子を宿してしまう。だが読経の功徳によって、自害した伏姫からは輝く光が放たれ、姫の数珠=「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の八つの珠とともに四方へ飛び散っていった。時は流れ、伏姫の八つの珠を持った「八犬士」の運命が、互いに絡み合い、激動の世の中、動き出す……!! 江戸時代の大ベストセラー、滝沢馬琴の大河ファンタジー「南総里見八犬伝」の碧也ぴんくによる完全コミカライズ、初のデジタル化!!
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    里見家を恨む怨霊・玉梓の呪詛によって、里見の姫・伏姫は、犬の八房の花嫁となり、その気を受けて子を宿してしまう。だが読経の功徳によって、自害した伏姫からは輝く光が放たれ、姫の数珠=「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の八つの珠とともに四方へ飛び散っていった。時は流れ、伏姫の八つの珠を持った「八犬士」の運命が、互いに絡み合い、激動の世の中、動き出す……!! 江戸時代の大ベストセラー、滝沢馬琴の大河ファンタジー「南総里見八犬伝」の碧也ぴんくによる完全コミカライズ、初のデジタル化!!
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    信乃は、底意地の悪いおば夫婦のもと、父が遺した名剣・村雨丸を守って武蔵大塚村で暮らしていた。村雨丸と信乃を守るため自刃した父・番作、鎌倉公方に仕え、村雨丸を番作に託した祖父の思いに応えるため、いつか村雨丸を主君に返さんと、信乃を慕うおばの養女・浜路や額蔵という下働きの少年の支えを頼りに耐えていた。だが、村雨丸を狙うおば夫婦は決してあきらめず、策略をめぐらす。信乃にも、そして浜路にも危険が迫っていた……!!
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    他の男のものになるくらいならと自ら命を絶とうとした浜路(はまじ)だったが、網乾(あぼし)に連れ去られてしまう。しかも網乾の手には、信乃(しの)が持っているはずの名剣・村雨丸(むらさめまる)が……。なんとか取り返そうと争ううち浜路は網乾に斬られてしまう。一方、村雨丸を献上しようと旧主・古河城主のもとにやって来た信乃は、謁見直前、村雨丸がにせものとすりかえられていることに気づく……!! 絶体絶命、緊迫の第三巻!! カラー口絵8Pも完全収録!!
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    信乃(しの)は、上杉の刺客として追いつめられ、城の東の櫓、芳流閣へと逃れた。捕り手として遣わされたのは、頬に花の痣を持つ男・犬飼現八(いぬかいげんぱち)。二人は高い屋根から川に落ち、伏姫の守護のもと下総行徳へたどりつく。そこにはやはり珠を持つ犬田小文吾(いぬたこぶんご)がいた。だが信乃は破傷風から高熱を発し、死の際にあった。やがて起こる惨劇……運命の犬士たちは、はじめてその由来を知ることに。
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    主であるかめざさとその夫の村長夫婦と陣代の殺害容疑に問われた額蔵(がくぞう)こと犬川荘助(いぬかわそうすけ)はきびしい取り調べを連日受けていた。彼をなんとか助け出そうと、犬塚信乃(いぬづかしの)、犬田小文吾(いぬたこぶんご)、犬飼現八(いぬかいげんぱち)は、探りをいれるが、ついに処刑が決まってしまう……!! 自身も追われる身でありながら信乃たち三人は、刑場に荘助救出に向かう!! 幼い頃の縁(えにし)を描いたカラー8Pマンガも収録。
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    管領(かんれい)・扇谷(おうぎがやつ)を主君の仇と狙う練馬の若獅子こと犬山道節(いぬやまどうせつ)は、扇谷を狙って失敗、隠れ家に逃れる。その道節を浜路(はまじ)を葬り信乃(しの)の名刀・村雨丸を持ち去った男と見た荘助(そうすけ)は、追いかける。同じ痣と珠、因縁の兄弟ではと問う荘助を笑い飛ばす道節だが、信乃たちを助けた力二と尺八の兄弟が現れ……。八犬士、五人が集結!! そして……。
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    道節、信乃、荘助、小文吾、そして現八。荒芽山に集結した五人の犬士だが、暗闇の中、敵と炎に囲まれ、離散してしまう。ひとり安房に向かう小文吾は、千葉家総領の重臣・馬加大記(まくわりだいき)のもとに一時身を寄せることに。そこで出会ったあさけのという美しい舞の名手の娘になぜか心惹かれるものを感じるが、あさけのの正体は……!? カラーコミック8Pも収録!!
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    ひとりはぐれた現八が山を下りてたどり着いた村は、遥か離れた下野国(しもつけのくに)、しかも一夜のうちに三ヵ月が経過していた。村は、数百年を生きているという山猫の妖怪に悩まされ、現八は武術指南を依頼される。いつしか村人たちと心を通わせた現八は、自ら山猫退治に向かうことに。だがそこにいたのは……。カラー口絵も収録。
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    現八は、山猫に喰われ無念の死を遂げていた剣豪・赤岩一角のために、一角になりすましている山猫の正体を暴こうとする。同じ珠を持った一角の息子・角太郎のためにも。だが、手負いの山猫は、角太郎の嫁・ひなぎぬの胎児の生き肝を狙い襲いかかってくる……。一方、信乃は……。カラー口絵も収録。
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    信乃がたどり着いたのは山林管領・泡雪が力を振るう、甲斐の国。しかも二ヵ月が経過していた。奇しくも村長の養女が、信乃のいいなずけ・浜路と瓜二つで、その名も浜路という。この娘の体を借りて、死んだ浜路は自分はすでにこの世になく、信乃の幸せを祈っていると信乃に告げる。村長は養女の浜路を娶ってくれと信乃に頼むが、泡雪と通じる村長の後妻の企みが……。カラー口絵も収録。