『グループ・ゼロ』の作品一覧
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桑田次郎
- プロレス界の王者であった近藤勇吉にその才能を見いだされた竜男少年。鍛錬に励み技を磨き、彼はいつしか近藤以上のレスラーとなりつつあった。ところがふとしたことから、密輸団に加わってしまうことに。格闘の末、一味を退治するが、今度は病床にあった母親の訃報が竜男の耳に届く…。ジャングルでの戦い、そして謎の人物の登場。竜男...
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長谷川法世
- 主人公・郷六平が、中学から高校・浪人・大学を経て、人形師になることを決意するまでの人生を描いた青春巨編。純朴な博多っ子が恋愛やケンカ、そして人々との心のふれあいなどを通し、成長していくさまが生き生きと描かれている不朽の名作。誰もが青春期にぶつかる悩み、いろんな問題が表現されており、博多以外の読者にも受け入れられ...
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バロン吉元
- 農民革命を目指し世を改革せんと、志だけは立派だが山賊まがいの西郷凶之助とその仲間たち一味は、藩主島津斉興の側室を拐かし、人質として身代金をせしめようとする。だがそのさなか、薩摩藩士小姓組・西郷吉之助という若き居丈夫と出逢う――幕末へ向けた揺籃の時代、知られざる未だ若き西郷の青春を、飄々と且つモダンな筆致で生き生...
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金平守人
- PCの18禁ゲーム業界で人気を博した“ギャルゲー”をネタに、ゲー博士と助手のギャルが繰り広げるレポートギャグ漫画。元ネタを知らなくても充分楽しめます!
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吉田光彦
- ただ一枚の絵に情熱を注ぐイラストレーター・吉田光彦が劇画を愛してしまいました。一コマ一コマに情感あふれる美しい日本の美を描いた珠玉作といえるでしょう。柔らかく膨らむようなエロスが新鮮です。いちはやく印刷表現としての自由性にアナーキズムとアバンギャルドな回転軸をもたせた著者の20年をこえる活動の集大成。
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新岡勲
- バカな刑事にもらった命。バカな四人が昔に戻り、もらった命をまた捨てにゆく。バカな刑事の弔いに笑った四人のバカヅラを真冬に風がふきぬけた――。警視庁の吹き溜まり、特捜課分室の刑事たちを描いた連作短編集!
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長谷川法世
- 人物もフキダシもなく劇画の形態を逸脱した実験作を始め、男と女の関係から生じる人間の営みを生々しく描いた短編集。表題作「勝田線の女」の他に「濡れてお別れ」「枯れ葉の上の朝の肌」「美助っ人」「揺れて」「裸々売(ララバイ)」「湿った気球」「悲しき玩具」「ピ・エ・ロ」「暗渠涸れても」を収録。
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バロン吉元
- 昭和37年、4月――。21歳になった柳勘一は、梁山泊道場での稽古に余念のない日々を送っていた。ある日、彼のもとに突然、金髪のイタリア美人、アンナ・デル・ストッパが勘一の恩師・船山先生からの紹介状を携えて、訪ねてきたのだった。いわく、彼女は大阪の大学に留学し、今年大学を卒業した。彼女のお父さんと船山先生は、古い友...
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バロン吉元
- ゴッドは万有の創造者であるとともにまた偉大なる破壊者である。これはゴッドに反逆する四人の少年と一人の少女の物語である――。太平洋のとある不思議な無人島に漂流した時……彼らはゴッドの正体を見る。ゴッドが人間をつくった目的は、単に遊びのためであった。その遊びというのは人間同士を戦わせて、それをゴッドが観賞すること。...
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あいきさだむ
- 不朽の名作漫画『キャプテン』『プレイボール』のちばあきおのアシスタントであった、あいきさだむによるドタバタ4コマギャグ!1987年~1988年、『月刊少年ジャンプ』連載作。
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バロン吉元
- 柳勘一の息子、勘平は、母・茜が経営する阿蘇山麓の“茜牧場”で妹・静たちとともに働いていた。だが、阿蘇の広大な土地を買収しようと財界の帝王・金殿玉楼の“暁光グループ”が突如現れる。そして、日増しに本性を顕し、卑劣な妨害は加えてくるが…。名作“柔侠伝”シリーズ第5弾!!
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横山まさみち
- 城東大学卒の大山正は、母ひとり子ひとりの一家を支えるために大学院進学を諦め、朝陽学園の新任教師としてやってきた。着任早々、他の先生たちが引き受けるのを嫌がる落伍者のふきだまり、サッカー部の顧問になる。宮地、権田をはじめとする部員たちにサッカーを通して人の生き方を教えていく!学園のつまはじき者たちの集まり、サッカ...
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上村一夫/真樹日佐夫
- 千種美冴は新左翼団体「天の声」最高幹部だったが、敵対する集団との抗争で解散を止む無くされる。その後、前身を隠しながらも郷里の霞中学校で教員として就職するが、封建的な校風、ひとくせある教師と生徒たちに対し、毅然と立ち向かっていく――凄烈なアクションと静謐な感情、相反する描写の妙。両者一家言ある原作と作画が、互いの...
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宮越和草
- 志望校の提示カードを美幸に見られてしまった。美幸と同じ一段階上の私立高校。今の自分じゃ無理な所。そんな身の程知らずな希望を持っていることを、美幸には知られたくなかったのに。だって美幸は私とは真逆の人間で、その隔たりから今まで色々な感情を持ってきた。嫉妬。願望。悲観。そして憧れ。行けるかどうかも判らないのに美幸と...
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椎隆子
- お父さんは言った。半年後、春になったら必ず戻ると…。でも、もうすぐ夏も終わるのにお父さんは帰って来ない…。ここは“月宮”。お母さんの荘園。この世界はお父さんがもともと居た世界じゃない。お父さんは“人間”で、人間の世界からここへやって来た。そしてお母さんと出会って恋をして、オレができたんだ。でもオレは人間とこの世...
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バロン吉元
- 世は風雲急を告げる安政五年。混血の漁夫・桃四郎は咸臨丸を目撃し、船に乗せてくれるよう勝海舟に直談判する。いつの間にか一緒に乗船していたつぐみとともに、一路船は長崎へ向かう――。時代と共に揺れ動く人間模様。“柔侠伝”シリーズのバロン吉元が描く、幕末ロマン!
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カメイ与五郎太
- 今年も桑の葉の芽吹く季節――村を囲む山々一帯を治める飯綱天狗(いづなてんぐ)が、嫁を迎える時期――がやって来た。男であるにも拘わらず、今年の嫁に選ばれた柚々(ゆゆ)は、その使いの天狗・棕櫚(しゅろ)に次第に魅かれていく――。「狐の嫁とり」「黒白」の両長編に、短編「狐」を併録した、著者初となる作品集。圧巻の描きお...
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松田一輝
- 学園清浄化のため、全国を走り回る熱くてちょっとエッチでタフな仕置人・市ノ坊沢庵!! 法外な報酬を請求し、日本中の学園に蔓延する数多の不良どもへキッツいお仕置きをするため、今日も戦い続けるのだ!
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あおきてつお
- 遠い昔のことではありません。あなたのおじいさん、おばあさんが若かった頃、戦争は、はじまりました。誰が悪いのでしょうか。何がいけなかったのでしょうか。どうして殺しあわなければいけなかったのでしょうか――。東京、沖縄、広島――戦火に見舞われた都市で失われたかけがえのない命。戦争により翻弄された庶民の哀しみを切実に描...
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バロン吉元
- 六根清浄!怨毒の中に生きる流浪の剣士・四魔鬼円十郎は、自らを悪道へと導いた仇敵・玉利源五兵衛を討つため、薩摩藩のお家芸、師無き、実践剣法「示現流」の修練に余念がない。源五兵衛により次々に放たれる手練者の刺客たち。いざ、“四悪趣四魔”の鬼となり、憎き源五兵衛を討たん!
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加藤唯史/高山紀芳
- 昭和52年、東都大学附属病院でがん患者が次々と突然死した。極秘裏に新抗ガン剤「キロイド」の臨床治験で患者がモルモットがわりにされていたのだ!この事実を突き止めた若き医師・倉石は、何者かの手により殺害される。そして、倉石の親友・渡(わたり)は、事件解明のため、キロイド入手に奔走するが…!?
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内山まもる
- 千葉・木更津の私立如月学園。鷹羽慎吾は、野球部の監督となる父と共に転校してきた。その野球部には、もと不良で眼光も鋭い上級生捕手・鷲ノ宮がいた――。惜しまれながらも世を去った実力派マンガ家・内山まもるが遺した、まさに本領発揮の野球ロマン! 不朽の名作。
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神田たけ志/林不忘
- 江戸は八代将軍吉宗の頃。新参のお帳番・神尾喬之助は、江戸小町といわれる園絵と華やかな結婚式をあげた。だが喬之助と園絵を張り合い敗れた組与頭・戸部の怨みは深く、権力を笠に喬之助をいじめた。また神尾の同僚達十七名の書院番士も、番頭脇坂を叔父にもつ戸部にへつらい、喬之助をいたぶりぬいた。しかしある年の元旦……遂に神尾...
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桑田次郎
- 「赤い星怪盗団」との戦いに敗れた父・黒わし探偵の死後、“黒わし少年”こと「たけし」は、万能ロケット「黒わし号」と電気銃を扱い、果敢に赤い星怪盗団に挑んでいく。桑田次郎の傑作科学探偵コミック!!
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内山まもる
- 素行の悪さでよく問題を起こすが抜群の玉を投げる中学生・小野寺翔。彼のボールを捕れるキャッチャーはシニアリーグには不在だった。そんな中、一人古豪復活を目指し兄・塁が入学した多摩川中央高校では、野球部が存続の危機に襲われていた――。地に堕ちた古豪野球部を復活へと導く兄弟二人の活躍を描く、本格野球ロマン。惜しまれなが...
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内山まもる/高橋三千綱
- アマチュアでありながらも、出場した関東オープンで優勝を決めた青江信一郎。プロをも凌ぐ実力を持つ信一郎は、プロゴルフの世界へ誘われるのだが、かたくなに拒絶する。果たして信一郎がプロにならない理由とは……!? 過去の人生の封印から漸く解き放たれた最強とも言われるアマチュアゴルファーが、プロゴルフ界へと飛び込み栄光を...
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金平守人
- シニカルで自虐的なパロディ漫画の名手、金平守人のアキバ突撃ルポマンガの傑作!!メイド喫茶、防犯グッズ店、アダルトグッズ店などアキバのあんなとこやこんなとこにアポナシで突撃!「オレに聞かれても」併録。
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内山まもる
- 大学三年生の白川貢のアパートにある日かかってきた間違い電話。声の主は別れた男と思いながら話している。勘違いを告げるには、あまりに魅力的な声。声の主・愛子とはいったいどんな女なのだろう。たびたびかかってくる電話に、知らず貢はほのかな恋心を抱くようになっていた……。間違い電話から始まったロマンス。惜しまれながらも世...
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江波じょうじ/小池一夫
- テロルとは、恐怖である。恐ろしいもの、恐怖を引き起こすもの、そして、非常な恐怖を与える人物のことである。「HOLY TERROR」は恐るべき人物、そして「KING OF TERRORS」と書けば死神のことである。その男の名は、貴城謙介。暗号は、「キケン」。彼は、アメリカのCIAに依頼を受けて、日本に潜伏すること...
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影丸譲也/梶原一騎
- 昭和三年の浅春、熊本の旧制高等学校「第五高等学校」。五高の柔道部副将・雲井武夫は、女に惚れるたびに親友の桃山勉らを巻き込みながらもフラれ続ける。そして、皆で大酒を食らい、青春の傷を癒やす。戦前当時の若者たちの青春群像を学園を舞台に描いた梶原一騎の隠れた名作。