とある国の第三王子であるアデル(α)は、日本に留学中、首輪をつけた青年・唯(Ω)の命を救う。首輪に刻まれた風俗店の名前と傷だらけの身体を見たアデルは、唯を自宅で匿うことに。しかし唯の発情期により我を失い、本能のままに抱き潰して番にしてしまう。獣のように貪られ、恐怖で怯える唯だったが、「お前は俺の運命だ」そう言って触れてきたアデルの温かさに、世界が塗り変えられたような感覚をおぼえて…。見かけによらず穏やかで誠実な彼と過ごすうちに、次第に心も身体も溶かされていくが…。空から降ってきた運命の番――心優しき溺愛王子α×心に傷を負う孤独なΩ。まったく違う世界で生きてきた2人は、本当の番になれるのか―。