深夜託児所に連れてこられた少女・しおり。託児所の手伝いをする中で、一人の赤ん坊に気を止める。その赤ん坊・剛史の母親は、10日前に子供を残したまま姿を消してしまったという。しおりはその姿に共働きで両親が家に不在がちな自分の姿を重ね合わせて、「この子は捨てられた」と言うが、託児所の責任者は「何もしなくても親子でいられる時間は、とてつもなく短い」と諭す。「親子でいたいのならば、そう言葉にして、子供も努力が必要」と続ける言葉にしおりはもう一度親と向かい合う決心をする。『親子の愛情/あり方』を問いかける感動ストーリ