水無月家の許嫁 ~十六歳の誕生日、本家の当主が迎えに来ました。~
作品のあらすじ
唯一の家族である父を奇妙な病で亡くし、天涯孤独となった少女・水無月六花。生きる理由を見失った彼女の元に、水無月家の当主を名乗る青年が現れ、衝撃的な事実を告げる。
「僕とあなたは”許嫁”の関係にあるのです」
六花はこの日まで、何も知らなかった。
父のこと、一族の掟、水無月家が、羽衣伝説に代表される「天女の末裔」であることを――。
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唯一の家族である父を奇妙な病で亡くし、天涯孤独となった少女・水無月六花。生きる理由を見失った彼女の元に、水無月家の当主を名乗る青年が現れ、衝撃的な事実を告げる。
「僕とあなたは”許嫁”の関係にあるのです」
六花はこの日まで、何も知らなかった。
父のこと、一族の掟、水無月家が、羽衣伝説に代表される「天女の末裔」であることを――。
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父を亡くし、許嫁の文也に引き取られる形で水無月家の本家へとやってきた六花。
外の世界で生きてきた六花にとって、水無月家の日常は新鮮なことばかり。
そんな新しい環境の中で、六花は「料理」という自分の役割を見つける。
夕食のカレーを作っていた六花は、匂いにつられてやってきた白い塊…もとい、文也の妹・卯美と遭遇して―――?
天女の血を引く一族の、仁義なき婚姻譚第2巻。
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水無月家での生活を始めた六花は、新しい学校に通い始める。放課後、夕飯の献立を考えながら文也を待つ六花の耳に聞こえてきた「コロさなくちゃ……」という言葉。発していたのは得体の知れない「白い紙」だった。危険を感じた六花は「紙」を追いかけるが、その先には文也の姿が。頬に張り付いた「紙」に気づかない文也を守るため、六花は全力で彼の頬を叩いてしまい―――。
天女の血を引く一族の、仁義なき婚姻譚第3巻。
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あたたかな水無月家での暮らしに慣れ始めた六花。
彼女の幸せを認めない「母」の来訪に、心を蝕まれながらも「僕たちは恋愛結婚です」と断言する文也に背中を押され、ふたり寄り添い生きていく決意を新たにする。
水無月を知るため、文也を守るため、六花は書物を捲り、天女の謎に近づいていく。
平穏が戻ってきた矢先、生徒会長が”カクレ形代”に襲われたとの一報が――。
天女の血を引く一族の、仁義なき婚姻譚第4巻。
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生徒会を襲った「カクレ形代」の事件から数日。六花は文也と共に「伏見の水無月」を訪れる。
文也を嫌う分家の青年・水無月信長との遭遇を経て、遺産を巡って争い合い、本家を嫌う分家の存在を、六花は身をもって知ることに。
文也の守りたいものを守りたい。生きる意味を教えてくれた文也の力になりたいと願う六花に、文也は告げる。
六花を、自身の許嫁にした理由を―――。
ついに遺産争いの幕が上がる。新章スタートの第5巻。
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許嫁の文也へ恋心を自覚した六花。しかしある晩、文也が「まだ、恋じゃない」と言い放つのを偶然聞いてしまう。
約束された文也との結婚。けれど、そこに文也の恋愛感情はないことに気が付いた六花は思い悩む。
そんな中、水無月家の経営する病院を訪れることになった六花は、昏睡したまま目覚めない文也たちの母・照子と対面して―――。
恋煩いに翻弄される二人の、想いを描く第6巻。