小説家のナツは三十路の一人暮らし。 仕事も順調だし、会いたい時に会えるセフレもいる。 この生活に満足していたが、妹の出産を機に親から結婚しないのかとクギを刺される。 そんな時、セフレの唐沢からプロポーズされるが…

「お前のこと、好きなんだよね」高校生時代、クラスメイトの男に告白された安藤。 あれ以来、そのまま音信不通になってしまったクラスメイト、加賀峰（かがみね）のことが心のどこかで引っかかっていた。 十年以上経ち、安藤と加賀峰は同窓会で再会するが… ナツと、同級生の安藤くんのお話。

恋人同士のナツと唐沢は同棲中。 ある日ナツが緊急入院する。 唐沢は出張中で、ナツの妹のアキに対応をお願いするが、 いざ病院に訪れると、家族とみなされず面会を断られてしまう。 ナツは元気に振舞うが、どこか寂しそうで… 誰よりも近くにいるのに思うようにそばにいられない葛藤を抱える唐沢、 同窓会で再会した安藤、妹のアキ含めた家族との繋がりの物語。 40ページ