専属執事の惟月（いつき）にとって、主人である大鳳家長男・颯真（そうま）は、幼い頃から見守ってきた可愛い存在。 シロツメクサの指輪と共に交わした「大きくなっても一緒にいる」という約束は、今も胸に残る大切な思い出だ。 ――しかし、美しく成長した颯真は、その約束を本気で果たすために、惟月への猛烈なアプローチを始める！ 「雷が怖い」と子供じみた口実で夜に部屋を訪れ、同じベッドにもぐり込んでは、甘えるように惟月の身体を抱きしめる・・・・・・ 可愛いご主人様だったはずが、不意に見せるオトコの表情に、惟月はすっかりペースを乱されてしまう。 私たちは主人と執事。 そう必死に一線を引こうとしても、真っ直ぐな瞳で向けられる好意には抗えない。 その一途な想いに、頑なだった心は少しずつほだされていくが・・・・・・ 一途でちょっぴり強引なご主人様と、振り回されがちなマジメ執事。 二人のもどかしい恋の行方は？ 甘くてキュンとする、シンデレラ・ロマンス！