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風の三郎

風の三郎

4完結!

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作品のあらすじ
1979年シーズンオフ。トレーナーと温泉宿にやってきた高橋慶彦(広島カープ)は、夜間ランニング中に、草原を光が走り抜けていく不思議な光景を見る。しかも、その直後に現れた少年の左手には、野球のグローブがはめられていた! 「まさか、あの少年が」と思いつつ、その晩は床に就いた高橋だったが、翌日の散歩中、その少年が草野球のマウンドに立っているのを見て…。
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    1979年シーズンオフ。トレーナーと温泉宿にやってきた高橋慶彦(広島カープ)は、夜間ランニング中に、草原を光が走り抜けていく不思議な光景を見る。しかも、その直後に現れた少年の左手には、野球のグローブがはめられていた! 「まさか、あの少年が」と思いつつ、その晩は床に就いた高橋だったが、翌日の散歩中、その少年が草野球のマウンドに立っているのを見て…。
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    猿のようにすばやいショート・兵吾を仲間に加えた三郎たち。次なる4番目の男に会うため海辺の漁師町を訪れるが、その男・4番ファースト候補の日向浩二郎は、仲間と一本釣りの漁に出かけた最中だった。待つこと1週間、ようやく戻ってきた船からは筋骨隆ーの男たちが大勢降りてきたが、意外にも日向だけは華奢な体格。しかも彼は17歳にもなって、まだバッティングの経験すらなく…。
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    藍沢高との練習試合。三郎の投げる豪球を、一球ごとに気絶しながらも受け続ける太郎丸。だが攻撃では、陣八や浩二郎があっさりとホームランを放つも、伸九郎や人数合わせの陣八の子分たちが足を引っ張り、なかなか大量得点につながらない。グロッキーになった太郎丸を見てバント攻撃をしかけるなど、そつのない名門校を相手に、4回表を終わって3-5と苦戦は続く…。
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    宿泊先で三郎と同室に入り、すっかり新婚初夜気分の北斗。また彼女に勧められて風呂に入った三郎も、まんざらでもない様子。ところが自分も三郎に気があるのか平常心でいられない潮が、ふたりを止めようと部屋に押し入ってきたので、結局初夜(?)はお流れに。正気に戻った三郎は、散歩に連れだった兵吾にある決意を語り出す…。