『グループ・ゼロ』の作品一覧
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佐伯かよの
- 淳と祐介は教育ママに苦しめられている真紀子を心配していた。一緒に予備校へ向かう3人はその途中でビルから落ちてくる飛び降り自殺に遭遇してしまう。気絶し病院で寝込む真紀子。だが、その病院でも飛び降り自殺者が窓から見えてしまう。この一週間にこの市だけで10人、日本中で1日に百人以上の自殺。その後、おみやげを買ってくる...
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佐伯かよの
- アリスの乗っていた旅客機が暴風雨で海へ墜落。奇跡的に7人だけ無人島に流れつき生き残ったが、その島には水も食料も見当たらなかった。島を捜索するうちにA国製の謎の機械に遭遇。直したラジオでそれは実験のための核兵器で13時間後に爆発することを知る。海に逃げようにも海にはサメの大群がいた。婦人の連れていた赤ん坊もいる中...
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紫賀サヲリ
- 私の王子様は最強。寂れたアパートに一人暮らしで、掃除も洗濯も料理も苦手な引きこもりの小説家だ。彼の名は隼人。私より15歳も年上。隼人のことは全部好き。ななめ後ろからのあごのラインも、タバコをくわえた口元も。そして何より、くわえタバコで不敵に笑うこの表情が、最高――…。だけど、この王子にはもうひとつ、最大の最強が...
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杉本ふぁりな
- ――いつから、こんな関係になったのだろう。同じ顔、同じ声、わたしたちはいつも特別だった。同じ細胞から生まれた、ひとついの子供。それは、完全な世界(パーフェクト・ワールド)――。桃子と櫻子、美しい双子の姉妹の間に罅(ひび)が入ったのは、桃子が恋をしたからだった――。『月光奇譚』から連なる杉本ふぁりなの怪しく幻想的...
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熊谷くにを
- 戦国の世、美濃に生まれたお福は父の刑死を経て、後妻としての結婚と越前での戦生活、将軍の乳母、と立場を変えながら老中をも上回る実質的な権力を握り、近世初期における女性政治家として随一の存在である。戦乱と激動の時代を生き、陰に日向に将軍家を支え続けた女性の一代記を、鬼才・熊谷くにをが、時に激しく時にたおやかかつ鮮や...
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政岡としや/宮田雪
- 昭和二十八年八月十五日、日本がポツダム宣言を受理し無条件降伏をしたため、戦後闇市時代が幕を開ける。戦後の闇市社会を彷徨う一匹狼の元帝国軍予備士官・日輪大陸は、死に場所を求めながら生きていた。やがて新橋を中心に、闇市を取り仕切る南部坂組との抗争の中、南部坂組用心棒で元帰還兵・毛呂狂次郎と出会う。互いに死に場所を求...
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玄太郎
- 助駒市役所に勤める福野金太。クソ真面目な職員として知られる金太だったが、神主を務める真面目な父が腹上死したことに納得がいかず、風俗を訪ねることに。そこで風俗嬢・魔羅子から聞いた風俗界に伝わる秘密とは、神棒神社に参り、その神主の巨根を味わえばご利益として福が訪れる、というものだった! そしてここから、天才仕込師と...
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大島やすいち/林律雄
- 女好きの父親・柴田勘太郎と女嫌いの息子・柴田文吾は下ノ町警察署捜査一課に揃って勤める親子刑事。そんな二人が守る街に切断された手首だけが発見されると言う猟奇事件が発生する。だが死体は一向に見つからず、さらに手首は死後切断されたため他殺か殺人か判断がつかず捜査は難航する。やがて事件は思わぬ展開に……。かつて黄金期の...
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はしもとみつお
- 小早川頼道(こばやかわよりみち)は、勉強の方はからきしダメだが、遊びにかけては天才的な少年。ただ今、引っ越してきて東京は山の手の名門・赤黒中学の一年生。クラスメートの変な大阪弁の勝又つよし、おてんば娘の浅井千恵との三人組で、広大な庭を持つ古い洋館をアジトにして活躍中なのだ! 今日はどんな遊びが待ってる……!? ...
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佐伯かよの/宮尾登美子
- 宮尾登美子原作、ドラマ化もされ大ヒットした名著のコミカライズ作品!! 新潟の大地主にして造り酒屋の蔵元でもある田之内家に娘、烈が生まれた。しかし、烈は幼少のころに悲しくも眼のハンディを背負ってしまった。だが、烈は叔母である佐穂の愛情と献身的な支え、自身の生来のその意志の強さで様々な障害を乗り越えていく。ハンディ...
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やまだ浩一
- 屯田村の屯田公民館にとある青年団の男達が集まって、難問を打破するべく熱い会議が行われていた! その難問とは……「嫁探し」!! そして集団お見合いの提案に大盛り上がり。そんな中、冷やかな視線で皆を見ている男がいた。その男の名は敏太27歳(彼女いない歴27年)。喉から手が出るほど彼女が欲しいはずの彼はなぜ冷やかな反...
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新谷かおる
- 空を飛ぶ戦いの最中、想い馳せるは故国――。大手航空会社のパイロット訓練生・風間真(シン・カザマ)は親友の神崎悟と共にパリでの研修訓練を終了し、帰国後にパイロットとしての第一歩を踏み出すことになっていた。社長令嬢・津雲涼子との交際も順調でその将来を嘱望されていたシンだったが、神崎の策略により傭兵部隊入隊の契約書に...
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山下裕
- 一見ツッパッてるけど心は優しい深沢英太郎は、同級生である浅井結花の家に下宿中。ある日、英太郎に時間を止める能力が開花。時を止めたのをいい事に、結花のおっぱいを揉んだりパンツを下ろしたりとスケベないたずらに興じる英太郎。更には、前に一度ボコボコにされた学園の不良(女子)たちにも、時間停止能力を駆使しリベンジを果た...
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池原しげと
- 元レーサーという異色な出自のプロゴルファー・一条一也(いちじょうかずや)。研修生、アシスタントプロ、プロテスト、そして順調に月例競技を乗り越え、トーナメント戦へと進出する。トップの成績を維持し、ついに18番ホールを迎えた一也だが、対戦相手の新居のファインプレイによって逆転の危機に陥り、プレッシャーによるミスから...
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山下裕/しろまどか
- 元子役の高校1年生・姫岡やよいは、幼馴染の塩見浩介ら幼稚園からのクサレ縁5人組で自主映画を作っていた。そんな中、芸能界でも5本の指に入る大手プロダクション代表の相葉純一に、やよいがスカウトされアイドルとして再デビューが決定。しかし芸能界の裏側に触れ傷付いていくやよいを見かねた浩介は、相葉を殴り飛ばし……結果やよ...
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玄太郎
- 平安の時代から脈々と受け継がれる陰陽道、その呪者たる陰陽師の血を引く家系・結城家。その家で医院を営む祖父と二人で暮らす結城棘(ゆうきおどろ)は普通の中学生だった。ある日、校舎の屋上から転落して死亡した不良娘・乱子に花を手向ける美少女・加山真未を見て、その優しさに感心する棘達だったが、真未が乱子からいじめを受けて...
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大和正樹
- 南研太(35)は、勤めていた会社が半年前に倒産し、次の勤め先が見つかるまではと、ネットで立ち上げたばかりの家政婦業をやり始めていた。注文は全く来ず暇を持て余していたのだが、ある日車で30分ぐらいのところに住む弟の勇次の妻・由紀からメールが届いた。なんでも勇次の海外出張が3ヶ月にも長引き、一人で暮らしているのに足...
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佐藤まさあき
- なんの変哲もない田舎町にすぎなかった浦上市に突如異変が起こったのは数年前のことだ。それはこの町の中央に位置する碧南湖のほとりから温泉が噴出したことに始まる。温泉観光地として急激に発展したこの街……どの都市でもそうであるように、この街にも発展とともに暴力団が続々と流れ込んできた。旅館建設のために乗り込んできた組、...
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佐伯かよの
- 「生きてやる、何が何でも生きてやる。たとえ泥を喰ってでも……!!」旧家・胡桃沢家の三女として生まれた瞳子は「世の中の流れをその瞳でしっかりと生きて欲しい」という父の願いをこめた名前の通り、世の男尊女卑的な考えの下に強いられた女性の生き方に疑問を持っていた。しかし瞳子は意にそぐわぬ見合いを無理やり勧められ、資産家...
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春風凛
- 「この顔のせいで! こんな顔嫌いだ! こんな顔いらない!」顔が醜いという理由だけで、幼い頃からいじめを受けてきた小百合の整形による人生逆転復讐劇!どうして…こんな人生になってしまったんだろう。どうして私ばかりがこんな目に…。松本小百合(まつもとさゆり)は幼い頃からずっとブスと言われて育ってきた。高校に上がっても...
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佐伯かよの
- 目立たない地味な女子高生として暮らす瀬名生あき姫(せのおあきひ)だったが、彼女にはもう一つの顔があった――それは銀座の一流画廊の美人オーナー。絵画の価値や真贋を見抜く能力に長け、贋作を描かせても超一流の腕を持つ彼女が画廊を経営する目的は、無名の画家だった亡き父が自分を描いた肖像画を探すことだった。そしてその過程...
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はやせ淳/末田雄一郎
- 過ぎ去りし懐かしい青春時代…でも、同じ夢を追った仲間の前ではいつも心はあの頃のまま!四十路を迎えたおっさん4人がひょんなことから再集結!そんなある日、仲間の一人が「バ○アグラ」や「シ○リス」を超えるという勃起薬を手に入れてきた。効果は48時間!物理的に勃つだけじゃなく媚薬効果もあるというのだが…まずはお試しで1...
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加藤龍勇/後藤啓介
- 不思議な街に住む錬金術師の少女の日常を、あふれるイマジネーションで微細に描いた表題作、異世界冒険譚の傑作「OXID MUSIC」など、幻想的世界にどっぷりと浸かれる漫画作品を多数収録したファンタジーファン必読の一冊! ※書影の著者名表記は、底本初版時の体裁を反映しています。
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芳谷圭児/滝沢解
- 麻川菫(21歳)、職業はキャビンアテンダント。身長168cm・スリムボディに信じられないようなバストという成熟した肉体。そしてカモシカような美しい脚、顔立ちも美しい! そんな自分の魅力を知っている菫は日頃から何人もの男を虜にし、男から次の男へと移動する……まるで麻薬中毒者のように、男を切らす事はなかった。そんな...
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佐伯かよの
- 1999年7月20日、一学期が終わり、明日から夏休みというこの日。高校教師の有田は、ふとした事から自分が同じ一日を繰り返している事に気が付いた。何度目かのループの末、美人教師・正宗と学年一位の秀才・賀川も同じ状況に陥っている事が判明。終業式の朝、予鈴から僅か三時間ちょいの時空に閉じ込められた彼ら。調べを進めてい...
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三浦みつる
- コンビニ経営で生計を立てている有馬家は、男ばかりの5人家族。大黒柱の父と長男で店を切り盛りしているが、客は来なくて年中閑古鳥が鳴いている。三文小説家の次男とバンドマンの三男、そして年老いてボケてきてしまった祖父がいて、正直、この先どうなるのか心配……。ある晩、犬が吠えるのでふと店の外を見ると、若い女の子が行き倒...
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緒方恭二/東史朗
- 大都会・新宿。辻堂俊介は、「私設新宿警察」を名乗る私立探偵で、その名のごとく新宿の片隅の風俗ビルに事務所を構えている。仕事がなくて金もなし、大事な昼飯のハンバーガーはローラースケート少女にかっぱらわれて、今日は一日何も口にしていない…と、事務所に怪しい女が! 札束を見せびらかすその女は、盗まれたバッグを探してほ...
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ものたりぬ
- 幇間(タイコ持ち)とは酒の席で客のご機嫌を伺い、滑稽な言動や芸によって生活の糧を得ている者たちの事である。広告代理店・万博堂に勤務する桜家花道は先祖代々、DNAにも刷り込まれた究極のタイコ持ちである。さらに社内のあらゆる接待やトラブル処理を目的としたトラブル・コンサルタント集団・特別接待班の新人社員でもある。そ...
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政岡としや
- 昭和十二年七月七日、七夕の夜に端を発した日中戦争は八月には上海にも飛び火し海軍は南京・上海を九州、台湾から海洋爆撃した。これに対して中国側も総動員令を下した。日本軍は十二月に入り中国の首都・南京を占領したが、戦争は終わるどころかいよいよ全面戦争に突入していった……。海軍少尉である比下浦は、国のため、天皇陛下のた...
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アカネマコト/石田衣良
- バイトの面接で店のおじさんにこう言われた。「キミさぁあだ名が透明人間とかじゃない? もっと主体性をもたないとこの世に存在してないみたいだよ」コンビニのバイトに特技や主体性が必要か? しかしまあ、確かに自分でも自分のことをそう思うところがある。別に将来の希望もないし、夢があるわけでもない。本当に透けちゃえばこんな...