弟の顔して笑うのはもう、やめる

57巻まで配信中
作品のあらすじ

「おはよう 早く死んでね お姫様」今日もまた差出人不明の嫌がらせメールで美羽ちゃんの朝は始まる。おそらく西条先輩の痛いファンからだろう。西条先輩は高校生にして人気小説家。美羽ちゃんと西条先輩は、美羽ちゃんの弟の蒼介の紹介で付き合い始めた。だけど蒼介は、西条先輩に美羽ちゃんを紹介した事を後悔しているみたい。美羽ちゃんたち家族がウチの隣に引越してきた三歳の時からずっと蒼介ひとすじの私には、正直美羽ちゃんの存在は邪魔で、彼氏が出来たって聞いた時はホッとした。これで蒼介を自分だけの物に出来ると思ったから。なのに蒼介は相変わらずで、身体を重ねても私の名前は呼んでくれない。蒼介はいつも、誰の事を見てるの…※この作品は【危険恋愛M】vol.64でもお読みになれます。

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価格:100pt

あらすじ
気付けば日常に押し流されて、現実逃避している。結局西条くんに貰った指輪は一度しか指につけていない。学校帰り、友達と入ったファミレスで偶然百華と百華の母親を見掛けた。遠目にも痩せた百華。百華が激昂して母親にコップの水を掛け、店を飛び出してしまった。追い掛ける。一人にできない。何時間も公園にいて、暗くなっても帰ろうとしない百華。私の家の灯りはついていて、百華の家の灯りはつかない。いつからこうだった?こんな時、百華の側にいてあげなよと、何故か蒼介に言うことができなかった。 ※この作品は【危険恋愛M】v...
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あらすじ
作家先生の和風家屋の庭でバーベキューのガーデンパーティ。全然気乗りしねぇ。でも一応招待されたし、美羽が心配だから付いてきた。結婚とかガチな現実、理解も覚悟も全く出来てない美羽に、外堀から埋めて逃げ道無くすような真似してんなよ。こんな場で左手薬指に指輪した彼女とか、普通にお披露目だろうが。…何で急に、そんなに焦ってんだよ。 ※この作品は【危険恋愛M】vol.107でもお読みになれます。
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あらすじ
取り乱して何もできなかった。あの時、蒼介が来なかったら、今頃どうなっていたかわからない。西条くんと付き合って初めて、現実を知った気がした。心臓に病気を抱えている人と付き合うという事がどういう意味を持つのか、ましてや西条くんは私と家族になりたいと言ってくれて、でも私は、彼とこの先もずっと一緒に生きる覚悟があった?ちゃんと考えた事が…なかった。※この作品は【危険恋愛M】vol.109でもお読みになれます。
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あらすじ
「あいつと家族になんの?」「なれんの?」「あいつはそーゆーつもりで指輪渡してんだろ」「美羽はどういうつもりでいんの」俺に訊かれて初めて美羽は、自分が曖昧なまま指輪を受け取っている事を認識したっぽい。「結婚とか正直そこまでちゃんと考えられてないけど」「西条くんは私をすごく必要としてくれて、好いてくれてそれが嬉しいし」「だから今、西条くんが弱ってて、私を必要としてくれるなら力になりたい」「…あんまり役には立たないけど」そんなの答えになってねぇよ美羽。それは「好きだから側にいたい」というのではないだろ。...
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あらすじ
あの日西条くんの物になって、不安定に揺れていた足元に優しい穏やかな物が積もってゆくたび、「ああもう大丈夫」…そう、思っていたのに…。フラフラする…。西条くんはきっと気付いた。私が蒼介の言葉を嬉しいと思ってしまったこと…気付いてる。
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あらすじ
あの日から、蒼介の侵蝕が止まらない。しかしその事を、誰にも悟られてはいけない。私は何事もなかったかの様に振る舞う。振る舞い続ける。これまでもそうして来たのだから、きっとこれからもそう出来る。そう思っていたのに、何故だろう…蒼介が百華といるのを見た時、平静でいられなかったのは。嫉妬なんて感情、疾うの昔に消したはずなのに。
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あらすじ
西条くんが退院した。これからは西条くんからもらった指輪いつもつけて、人目のある場所でもくっついたりして、もっとカップルらしくしよう。だって私は西条くんの彼女で、蒼介の物じゃない。蒼介の所へは、行かない。行くわけがない。
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あらすじ
もうすぐ夏休み。梅雨の晴れ間の朝。お母さんが黄色い花を花瓶に挿している。「おはよう」の挨拶だけでその事について私たちは特に何も話さない。いつも通りだ。先に登校する蒼介を無言で見送る。蒼介もいつも通り。でも本当は違う。約束の時が、刻一刻と近づいて来る。
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あらすじ
後ろめたさを打ち消すように、今の自分を正当化するように彼に電話していた。「用とかじゃないんだけどなんとなく」駅までの道を歩きながら西条くんと話す。環境音で外にいることに気付かれてしまい、とっさにサークルの飲み会の帰りと嘘をついた。1人でこんな時間に歩かないでと心配してくれる彼に、人の少ない電車に乗って「家に着いた」と嘘のLINEを送った。西条くんへの罪悪感に押し潰されそうなのに、蒼介のことを無視できない。
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あらすじ
蒼介に引っ張られてラブホに入ってしまった。ベッドに押し倒される。お願いだからやめて…!「来たら抱き倒すって言った」「そんでお前は来た」「それが答えなんじゃねぇのかよ」

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