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さんだらぼっち

さんだらぼっち

17完結!

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作品のあらすじ
江戸の遊郭・吉原の大門前にあるおもちゃ屋は、店番の男「とんぼ」が削る竹とんぼで子供達から大人気。しかしこの店の本業は、吉原での借金を取り立てる「始末屋」だった……! 図体がでかくて頼りなげなとんぼが、色事がらみ、金がらみ、親子の情愛がらみなど、吉原の様々な厄介事を、“粋”に巧みに解決する! 情緒あふれる庶民の生活を活写し、1975年の「ビッグコミック」連載開始から好評を博した、人情時代劇の傑作!
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    江戸の遊郭・吉原の大門前にあるおもちゃ屋は、店番の男「とんぼ」が削る竹とんぼで子供達から大人気。しかしこの店の本業は、吉原での借金を取り立てる「始末屋」だった……! 図体がでかくて頼りなげなとんぼが、色事がらみ、金がらみ、親子の情愛がらみなど、吉原の様々な厄介事を、“粋”に巧みに解決する! 情緒あふれる庶民の生活を活写し、1975年の「ビッグコミック」連載開始から好評を博した、人情時代劇の傑作!
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    とんぼが以前、空飛ぶ竹とんぼを作ったことを聞き付けた老人が、からくり人形の制作を頼んできた。しかし単なる玩具ではなく、等身大の“からくり女郎”だ。30年前に身請け直前で急死してしまった遊女が忘れられず、死ぬ前にせめて一日、愛した女と暮らしたいというのだが、床入りもできる人形など作れるのか!? 玩具だけではなく、とんぼによる吉原のツケ取りにも、人の心にも“からくり”が隠された、痛快人情時代劇!!
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    吉原に一日も休まず通いながら、遊女たちから嫌われる客がいた。“ひやかしの政”と呼ばれ、一度も座敷には上がらず、格子の向こうの遊女をからかうだけの男だ。しかし政が顔を出さなくなると、遊女たちは寂しがるのだった。すっかり“格子なじみ”となった政を心配する遊女たちが、とんぼに見舞いを頼む……。とんぼが思いついた、粋なはからいとは!? 江戸を舞台にした心温まる人間ドラマ!!
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    とんぼが吉原のツケを取り立てるのは、貧乏長屋に住む佐官。近くの町の大工連中に挑発され、吉原の座敷に上がってしまったという。話を聞いた長屋の男達が、みんなで吉原に繰り出そうと言い出すが、ツケどころか家賃すら滞納する身……。そこに、金を差し出す者が現れた!? 晴れて吉原へ向かった長屋の男達は、大工連中に一泡吹かせようとするが……。江戸の町人たちの、粋(いき)でいなせな人情譚!!
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    吉原大門前のおもちゃ屋のお志摩は出戻り娘。しっかり者の姐さんは、とんぼにとって憧れであり、頼りになる存在だ。ある日、とんぼの前にお志摩の元亭主が現れた。今までその色気に翻弄されながらも、努めて女として意識しないようにしてきたとんぼだが、元亭主の存在を目の当たりにして明らかに動揺する。そんなとんぼに、下駄屋の太平が酒を飲みながら語ったこととは……!?
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    吉原は鶴亀楼のおきんは、嫌われ者の遣手(やりて)ババァ。遣手とは、遊女の管理や教育のみならず、楼主から見世(みせ)の経営も任された、いわば“支配人”である。意地悪で嫌味で非情なおきんも、実は若い頃は数々の男を虜にした高級遊女の太夫(たゆう)だったという。それがどうして、遊女にも客にも嫌われる遣手ババァになったのか!? ある日おきんは、とんぼに大昔のツケ、一万両もの始末を頼むが……。
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    吉原の大門で雨宿りをしていたとんぼは、夕立の中を泣きながら走る子供に出くわした。涙の理由に同情したとんぼは、親父に五十両を都合してほしいと頼む。吉原の女郎屋に売られた小僧の姉を身請けしたいと言うのだった。しかしその姉は、身請けの話を断り……。男たちが束の間の夢を見る遊郭には、外から売られてきた女達それぞれに、悲哀に満ちたドラマがあった。
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    ツケの取り立てで、よしの湯を訪ねたとんぼだが、湯屋の旦那から、ツケは既に辞めた番頭が作ったものだから払う筋はないと、一蹴されてしまう。しかし、湯屋の仕事を十日間手伝えば支払うと切り出され……。その手伝いというのは、なんと女湯の「三助」だった! 純朴なとんぼに、裸の女の背なかを流せるのか!? とんぼの苦労を知った親父は喜んで自ら役目を代わり、お志摩は静かに嫉妬心を抱いていた……。
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    景気悪化で仕事が減ってしまったある日、背に腹は代えられぬと親父が受けた仕事は、陰間茶屋(かげまちゃや)の始末。それは男娼専門の茶屋であり、始末相手は女色を禁じられた坊主だった。寺へ取り立てに向かったとんぼは、男色の坊主に迫られ大窮地! 一方吉原では、衣替え行事「紋日(もんぴ)」が迫っていた。客足が増える紋日は始末屋にとっても稼ぎ時。しかし客がつかない遊女には辛い行事だった……。
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    ケチ伝こと、御用両替商・丸金屋の伝兵衛が、数々のツケを残したままポックリ死んだ。しかし、どうも怪しい。伝兵衛の死に疑問を持ったとんぼが探りを入れると、何やら裏で悪知恵を働かせている男がいた。事割屋(ことわりや)の青蛙堂(せいあどう)──。元・腕利きの始末屋だった男“かえる”が、とんぼの前に立ちはだかる! 新たな好敵手の登場で、新展開を迎えた大江戸ヒューマン・ドラマ、第10巻!