都内の高校に通う藤井八雲のもとに突然、パイという少女がチベットの奥地で行方不明になった民俗学者の彼の父の遺骨と手紙を持ってやってきた。手紙によると、少女は不老不死の術を操る伝説の妖怪の唯一の生き残りであり、人間になる方法を探しているので力になってやってほしいという。一笑に付した八雲だったが、人面鳥タクヒに襲われて重症を負い、まさに死ぬところを少女の術に救われ不死人“无(ウー)”として蘇る。かくして不死身の肉体を得た八雲は、額に第3の眼を持つ妖怪少女パイと共に人間になる方法を求めて旅立つのだった。